【開催結果】令和4年度 大学生と県内企業によるアイデア会議

tilikiでは、地域を元気にするアイデアを考える大学生と県内企業によるアイデア会議(以下、アイデア会議)を開催しています。

令和4年度は次の3社の御協力のもと、10名の大学生が参加し、当事業を実施しました。

〇サイボウズ株式会社(松山オフィス)

〇イヨスイ株式会社

〇株式会社エス・ピー・シー

第1回 10/22 (土) 13:00~16:00
場所:えひめ地域活力創造センター(松山市宮西1-5-19)
内容:自己紹介・アイスブレイク・企業および課題について理解・アイデア会議

第2回 10/29 (土)  13:00~16:00
場所:サイボウズ株式会社松山オフィス(松山市二番町3-7-12)
内容:第1回アイデア会議のブラッシュアップ・発表資料作成・成果発表

 

各グループの課題及び提案内容結果は以下のとおりです。

サイボウズ株式会社(松山オフィス)
課題:ワーケーションの候補地として、愛媛をもっと選んでもらえるようにするには?

同社は「チームワークあふれる社会を創る」ため、ソフトウェアの開発・提供を手掛ける愛媛発祥のIT企業。
アイデア会議では『愛ある仕事は愛媛から』のキャッチコピーのもと、ファミリー層と独身層をターゲットに以下のとおり提案した。
ファミリー層に対しては「『家族との時間をゆっくりとることができました』と言ってもらえるプラン」をコンセプトに、子どもの長期休暇を活用した家族旅行としてのファミリーワーケーションを提案。具体的にはE-Bikeでの島巡りやマリンアクティビティ、里山工芸プランやろくろ体験など。
独身層に対しては「『自分を見つめ直すことができた』と言ってもらえるプラン」をコンセプトにワーケーションを提案。具体的には、「文学のまち」松山での散策や温泉でリラックスしながらのワーケーションのほか、石鎚山での山登りを通じて自分と向き合うプランなど。

 

 

イヨスイ株式会社
課題:~真鯛の世界戦略~ 養殖真鯛を世界でブレイクさせるには?

同社は宇和島に拠点を構え、生産から販売までの全てのプロセスを自社で担う『一気通貫型』の輸出モデルで現在国内外に販路を拡大中の水産企業。
アイデア会議では、米国市場をターゲットに以下の3つを提案した。
①「富裕層向けの高鮮度な真鯛『成鯛愛(Naritai)』」と「熟成した富裕層向けの真鯛『旨媛鯛(Umahimetai)』」として鯛を別名で販売。
②冷凍ミールキットで鯛めしを提供するなど、鯛と一緒に食べ方を提案。
③「成鯛愛」→「旨媛鯛」→「鯛めしミールキット」と認知度の段階に分けてこれらを販売すること。
特に①案は、同社が試作し、参加者で試食会を実施した。

   

  

株式会社エス・ピー・シー
課題:『県民生活情報アプリ』で大学生向けチャンネルを運用するには?

同社は「地域から最も信頼され、愛される情報文化企業を目指す」地域密着型広告代理店。『県民生活情報アプリ』=『えひめのあぷり(えぷり)』を運用し、“毎日の生活がちょっと笑顔になる”をコンセプトに愛媛のグルメやイベント情報など、便利な生活情報を配信している。
アイデア会議では『愛媛の大学に通う学生に寄り添うアプリ~えぷりで大学生活をもっと‘愛’顔(えがお)に~』を企画の軸として、「大学生の4年間を通して使用したくなるアプリ」をコンセプトに提案した。
中でも3~4年生をターゲットとした、就活や県内企業の情報を掲載する案では、実際にえぷりに情報を反映し、学生とえぷり責任者で使用感を共有した。
また就活情報以外にも、現役大学生ライターによる大学生活に関する情報の発信や、サークル、ゼミ、ボランティア団体と連携して、流行りに敏感な大学生ユーザーを獲得するなど、様々なアイデアが提案された。