研究員ブログ

こうべバイオガス活用設備

 12月9日(木)に兵庫県神戸市の「こうべバイオガス活用設備」の視察に行ってきました。神戸市の東灘処理場では、37万人の下水道を処理しており、下水道汚泥からメタンガスを発生させ、天然ガス車への利用のほか、日本で初めて都市ガスへの導入を実施しています。利用されているバイオガスは、バイオマス(下水道汚泥)から得られたものであるため、二酸化炭素排出量がカウントされてない、カーボンフリーなエネルギーとなっています。今後の課題としては、食品廃棄物を加え、メタンガスの発生量を増加させることを検討するとともに、他の処理場への導入を検討しているそうです。このような取組みが全国的に広まれば、日々の生活を送りつつ二酸化炭素の削減に寄与できる仕組みが可能であると思いました。

     L04A0313

               (研究員 三好進祐)