研究員ブログ

たまがわ ~こんな玉川知らんかった~

こんにちは。研究員の平岡です。

蒸し暑い日が続き、半袖姿の人が増えてきましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

さて、本日は、今治市玉川町の魅力がたくさんつまったこちらの冊子「たまがわ」について紹介させていただきます。

たまがわ 表紙

この冊子には、玉川町の隠れた名所や言い伝え、飲食店などが写真付きで掲載されています。

玉川地域活性化推進協議会さんが、「玉川をより知ってもらい、玉川を愛し、玉川の各地域を巡ってほしい」との思いを込めて製作されました。

掲載している内容は、青井三郎氏著「玉川ウォッチング」を手がかりに、スタッフのみなさんが青井氏とともに、ひとつひとつ歩いて取材してまわった、2013年春現在の玉川とのことです。

玉川町地図

玉川町の前身、玉川村は鴨部(かんべ)村、鈍川(にぶかわ)村、龍岡(りゅうおか)村、九和(くわ)村が合併してできたそうですが、その4つの村になる前は、21の村だったとのこと。

だからこそ、玉川にはそれぞれの歴史や文化があり、それらを伝えていきたいということなんですね。

それでは、わたしが個人的に気になったスポットを紹介させていただきます(^_^)。(解説は冊子「たまがわ」から引用)

【鴨部】 白鳥神社

白鳥神社

地元のある猟師が、弓の練習をし、鴨を仕留められるようになり、毎日のように鴨を獲った。ある日、一本の矢で二羽の鴨を射落としたところ、それは白い鴨だった。猟師は白い鴨を村人達に自慢していたが、翌日急に体の調子が悪くなり死んでしまった。白鳥神社は、その白い鴨を祀った神社。

こちらの話は紙芝居にもなっているそうです。

【鈍川】 玉川

玉川

「玉川」は、玉川町の川の中でもっともゆるやかでのどかな川。鴨部村、鈍川村、龍岡村、九和村が合併し、玉川村という名前になったのは、この辺りに伊勢神宮の所領(玉川の御厨/たまがわのみくりや)があったことに由来していると言う。

【九和】 九和小学校のユーカリ

ユーカリ

小学校の校門横にユーカリの大木があり、小学校のシンボルとなっている。目通り2.85メートル、樹高15メートル。

以上、簡単にご紹介させていただきましたが、こちらの冊子には、なんと140カ所ものスポットが掲載されています!!

ホームページ「玉川ねっと」ではPDF化したものが公開されています。

それぞれの地域に歴史があり、文化があり、それらが混ざり合って、その土地の風土が形成されていくんですね。

自分のふるさとにも、まだまだ知らない宝があるのだろうなと思いながら拝見しました。

製作にあたり、たくさんの場所へ足を運ばれ、取材を重ねられたスタッフのみなさまのご尽力に敬意を表します。

ふるさとの魅力を伝える取り組み…見習わなければならないと感じました。