研究員ブログ

令和リレーブログその21

こんにちは!移住コンシェルジュの板垣です。

 

先日、和歌山県庁・白浜町役場へ訪問し、IT企業誘致の現状を視察させていただきました。

白浜は、あのパンダのいるアドベンチャーワールドで有名なリゾート地ですよね。

 

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実は、和歌山県白浜町は有休施設を利用した「ITビジネスオフィス」を開設しており、多くのIT企業がサテライトオフィスを構えています。

白浜町を選択する理由として、白浜町のようなリゾート地があるためリフレッシュしながら仕事ができる、また羽田空港〜南紀白浜空港間は約1時間と首都圏からのアクセスが良い、オフィス賃料が割安などの点が挙げられます。また、誘致企業に対し最大3億円の奨励金制度を設けるなど、企業側のメリットも大きいと言えます。

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このオフィスで働くある移住者は「地域との関わりを持つことで課題を見つけることができる」と語っていました。企業誘致のみならず移住者も増えているというところがポイントです。

 

翌日は岐阜県関市ビジネスサポートセンター「Seki-biz」へ。関市は、刃物のまちとして知られています。

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こちらでは関市および近隣の地域に住む方向けの起業相談窓口を開いています。富士市産業支援センターで行なっているFbiz(ビズモデル)がベースとなっていて、アドバイザーは商品開発のアイデアやPRの方法など様々な相談に対応していますが、デザイナーや法務の専門家など、専門的なスキルを持ったアドバイザーからもアドバイスを受けることができます。

アドバイスがきっかけで業績の落ち込んだメーカーが刃物のヒット商品で成功したりV字回復を仕掛けるなど実績をあげています。アドバイザーは県外からの移住者。やはりここでも移住者が活躍しています。

 

和歌山県白浜町と岐阜県関市の視察を終えて共通して感じたことは、地域資源、特に全国的にトップレベルと言えるようなモノを売りにしていくこと、また移住者が絡むことにより地域資源を価値のあるものに変えていくということの大切さです。愛媛県も参考になる事例だと感じました。