こんにちは。 近代化遺産担当の鈴木です。
今年度3回目の投稿!! 「しまなみ」「別子銅山」に続き、近代化遺産をご紹介します。
今回、ご紹介する近代化遺産は、地域活性化の拠点として再スタートした郡中まち元気サロン来良夢(こらむ)です。
郡中まち元気推進協議会にて昨年より活用に向けて地域の皆さんが話し合い、5月より活用されることとなりました。
この洋風の建物は、明治44(1911)年に伊予農業銀行郡中支店として建てられた木造建築です。
当時の銀行の特徴である古典様式の装飾が印象的です。
訪れると、伊予市郡中地区の地域おこし協力隊 新居田さんが出迎えてくれます!
こんにちは!! そして、中に入ると、今は、郡中の古い写真展が行われています。
今日もお客様が来て、懐かしそうに写真を見ていました。
今はない「寿楽座」(郡中にあった芝居小屋)の写真をみて、「行ったことがある!」と話をしています。
「寿楽座」をはじめとする明治~昭和初期の郡中の写真があるのでぜひ見に行ってください!
当時の金庫があったり、奥には桜の木がある中庭をはさんで、和室があったり、他にもこの建物には様々な魅力があるので、ぜひ、訪れて新居田さんに聞いてみてください!!
さらに、伊予農業銀行は、農家の副業であった伊予絣産業も支援していたことから、この建物も伊予絣の活動を支援!ということで、6月7日~21日には、伊予農業高校の生徒さんたちが伊予絣を使った作品を展示・販売するそうです。
たのしみです。
また、地域活性化の拠点として貸し出しも行っています。詳しくは以下にて確認してください。
最後に、この建物のもともと、伊予農業銀行は、「農家のためになるような、農業発展のための金融機関」を目指して設立されたそうです。
創業当初の役員のほとんどは、20歳代であったとされており、若者たちの地域のためにという思いがそこにはあったと感じます。
この建物が再び、地域の人たちや若者の手で、地域のために活用されることをうれしく思います。
みなさんもぜひ訪れて、その思いを感じてみてください!!