研究員ブログ

松山のシンボル☆

研究員の崎山です☆

先日、異動発表があり、今年度末で派遣元の今治市役所に戻ることになりました。

次の配属先は総合政策部の地域振興課。四月より新たな新天地で頑張りたいと思います。

さて、今回取り上げるのは、正岡子規の俳句「松山や秋より高く天守閣」でも知られる”松山のシンボル”「松山城」です。

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地元の方は、いつも遠目から見ていて意外と行かない所ではないでしょうか?

私も、ご幼少の頃!?に登ったことはあるものの、約30年振りに訪れました。

加藤嘉明(よしあき)が慶長7年(1602年)より築城。

平山城として知られる松山城は、全国で12ある現存天守の一つに数えられ、大天守など建造物21棟は国の重要文化財に指定されています。

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城の入口では、ゆるキャラ「よしあきくん」がお出迎え!
松山城築城400年祭を盛大に祝福すべく誕生した、松山城のマスコットキャラクターです。
松山城の初代城主 加藤嘉明(よしあき)にちなんで名付けられました。ちなみに好物は「お餅」だそうです。

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入口を抜けると、目の前に石垣が……。

石垣は、松山城を特徴づける構造物の一つです。
石材には、主に花崗岩が使用されています。
本丸を囲う石垣は高さ10mを越え、美しい曲線を描く扇勾配と、屈折を連続させることで防御性を高めた屏風折が特徴です。

この石垣は嘉永年間(1848年~1854年)に天守閣が再建された際に、新しく積み直されたものです。本丸の北側には加藤嘉明による築城時(慶長7年 1602年~)の石垣が残っています。

 

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天守を中心とする城郭建造物群の中枢である本壇に到着。
本壇入口から、一ノ門、二ノ門、三ノ門、筋鉄門が設けられ、それぞれに塀と櫓を伴っています。一ノ門から二ノ門の石垣や櫓で囲まれた空間には30を越える狭間が配置されて、厳重な構えとなっています。

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本壇の西では、天守、小天守、北隅櫓、南隅櫓が天守広場を取り囲み、それらは十間廊下などの渡櫓で連結されており、姫路城と同じ連立式の建築形式になっています。

 

城内に入ると、武具や装飾品など城に縁のある様々な文化財が陳列されていました。

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城内のとある場所で「甲冑装着体験」のコーナーを発見。

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写真は掲載しませんが、私も実際に装着してみました☆

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大天守からの眺望です。松山の街並みが一望できます。

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今回のブログでは、かなり省略してしましましたが、私自身はじっくりお城を堪能させていただきました。

松山城に限らずですが、歴史的建造物を通じて、先人の思いにはせるのは感慨深いものです。

松山の象徴として受け継がれるものとして、この城は揺るがない存在であり続けることを確信しました。

 

そういえば、私どものえひめ地域政策研究センターも、今年度より2年間「近代化遺産調査」を行っています。

この調査を通じて、多くの建造物の価値が再認識されるはずです。