研究員ブログ

瀬戸内海を歩いて渡ろう!

研究員の崎山です☆

 
「瀬戸内海を歩いて渡ろう!」ということで、瀬戸内しまなみ海道の来島海峡大橋を散歩してみました。

瀬戸内しまなみ海道(正式名称は「西瀬戸自動車道」)は本州(尾道市)と四国(今治市)間にある大小の島々を白い橋で結んでおり、三番目の本四連絡橋として平成11年5月に全橋が開通しました。

 
ご存知の方も多いとは思いますが、この架橋ルートの大きな特徴として自転車歩行者専用道路の併設されており、これにより本州・四国間を徒歩で渡ることが可能となっています。

サイクリングやウォーキングをする人にとっては憧れの地となっており、架橋した島々の住民にとってはなくてはならない生活の橋としての一面も持っています。

 
来島海峡大橋は瀬戸内しまなみ海道の最も四国側に位置する橋です。
私事ですが、自宅の近くであり、えひめ地域政策研究センターに配属される前には、ここに週に2~3回ペースでウォーキングに来ており、ある意味庭先を歩いているような感覚の場所です。

しまなみ-1
さて、早速ウォーキングの始まりです。
四国側の自転車歩行者専用道路の入口にやってきました。

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橋の本線とは標高差があるので、ループ状になっている橋を登っていきます。橋の橋脚などを見ることもできます。

しまなみ②

橋の本線に到着しました。本州まであと69㎞!いつかは歩いて縦断したいものです。
しまなみ③

下を覗くと真っ青な海が、この辺りは潮の流れが速いので、海も綺麗で、かなりの透明度があります。
しまなみ④

季節は夏!、この日は最高気温34℃を記録しました。真昼に歩こうと思っていたのですが、途中で干乾びてしまってはマズイので、時間をずらし午後5時過ぎから開始しました。
それでも日差しは強く、気温も30℃近くはありましたが、ほどよい風が吹いており、幾分心地よく感じました。

 

橋からの眺望です。まさに青の世界といった感じです。写真奥側の空には夏らしく入道雲も写っています。

しまなみ⑤

 

緩いカーブを抜けると、まっすぐな道が伸びています。現在歩いているのが来島第三大橋。全長1,570mで来島海峡大橋の三連吊橋の中で最も長い橋です。

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なんとか来島第二大橋までやってきました。ここの真下にあるのが馬島という島で、なんとエレベーターで島に下りることもできます。
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来島海峡は日本国内でもトップクラスの急流の海峡で、海の難所として知られています。海峡には多種多様な船舶が絶えず行き来しています。
これらの行き交う船舶を橋から見ているだけでも、楽しいかもしれません。

しまなみ⑧

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本州まであと67㎞!の地点に到着しました。

今日はここで折り返します。

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ちょうど太陽が反射し、海が黄金色に輝いています。
心地良い風が吹く中、帰路につきました。

しまなみ⑪

 

あえて写真には写しませんでしたが、これだけ暑い日でもサイクリングやジョギング、ウォーキングなどをしている多くの方々と橋の上ですれ違いました。
すれ違い際に挨拶が交わされるシーンも…。この地の違った魅力を感じることができました。

ただし暑い夏の日はサイクリングやジョギング、ウォーキングなどは避けたほうが賢明です!
十分に休憩をはさんだり、こまめに水分を取るなど熱中症対策は万全に!(もちろん橋の上には自動販売機はありません。)
季節としては気候のよい春と秋がお勧めです。

今回は長い瀬戸内しまなみ海道の部分的な紹介となりましたが、ここを歩いてみたい方にイベントのお知らせです。

平成23年9月30日(金)から10月2日(日)まで、「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」が開催されます。
これは瀬戸内しまなみ海道を舞台にしたウォーキング大会で日本マーチングリーグの公式大会ともなっています。
コースも3日間で80㎞歩くものから1日のみで10㎞のものまで色々あり、ご自身の体力に合わせて選べます。

私も以前、休憩所のスタッフをしたことがありますが、日本中からウォーキング愛好家が集まり、その方々との交流も醍醐味の一つとなっています。
平成23年9月2日(金)まで事前受付を行っています。この地に魅力を感じた方はぜひ体験してみてください。

○瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチホームページ
http://www.shimanami3dm.jp/

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