研究員ブログ

酒蔵をコミュニティの拠点に

はじめまして。

この4月からECPRに参りました、研究員の平岡美野里です。よろしくお願いします(*^_^*)。

さて、本日はこちらの冊子から「蔵を生かしたまちづくり」について紹介したいと思います。

地域づくり情報誌

地域活性化センターが毎月発行している「地域づくり」という情報誌です。

こちらの5月号で「蔵を生かしたまちづくり」について特集されています。

「酒蔵を改装した街の映画館」、「蔵の街並みを大学のキャンパスに」といった事例が紹介されるなか、愛媛県宇和島市、岩松町並み保存会の森田浩二さんが「酒蔵をコミュニティー再生の拠点に活用」と題して記事を書いていらっしゃいます。

特集ページ

内容を簡単にご紹介します(^_^)

岩松地区は、豊富な水に恵まれ、お米の集散地であったことから、最盛期には、酒造場3軒、醤油屋4軒が軒を連ねる醸造の町であったそうです。今では使われなくなったこの旧酒蔵を拠点に、岩松の良さを見直し、人々の交流の場として、地域コミュニティー再生の拠点と位置づけて活動されていたのが、「岩松町並み保存会」です。

酒蔵の活用方法を考えていたときに、「ここでまた酒造りはできないか?」という声が上がり、「どぶろくなら作れるかも…」という発想から、様々な準備を経て、どぶろく「なっそ」が誕生しました!!

「企業組合いわまつ」を立ち上げ、自分たちで米づくりから醸造、ビン詰め、販売まで手掛けるようになったそうです。「なっそ」とはこの地方の方言で「なんでよ?」「どうして?」という意味だそうです。

なっそ のれん

現在は、どぶろく「なっそ」をきっかけにいろいろなイベントを手掛けているそうですが、あくまでも目的は、岩松地域の住民の方が声を掛け合ったり、会話の弾む場所をつくることだそうです。

なっそ イベント

かつて、農作物や酒を貯蔵するために建てられた「蔵」が、また時を経て、生活に身近な拠点として息を吹き返す…すてきな取り組みですよね(*^。^*)

森田さんの記事全文は地域活性化センターのホームページからご覧になれます。

以上、ブログ初挑戦の平岡でした(^^)/