研究員ブログ

JR下灘駅観光地づくり

 当センターが本年度から実施している事業に、コディネーター派遣事業があります。この事業では、県内の地域づくり団体や市町が行う、自主的・主体的な地域づくり活動を支援するため、地域づくり団体等の要請に基づき、地域づくりコーディネーターを派遣し、活動への助言・アドバイス等を行っています。
 
 先般この事業を受けて「JR下灘駅観光地づくり」の講座が開講しました。主催団体の下灘地区日喰自治公民館老人部の皆さんが、愛媛県園芸協会事務局長の甘井清久先生の指導のもと、JR下灘駅の花による美化活動を行うものです。この事業には、伊予農業高校の生徒の皆さんに野路菊の栽培に協力していただきます。
 
 「日本で一番海に近かった駅」JR下灘駅は、青春18きっぷのポスターにたびたび登場するとともに、夕焼けプラットホームコンサート、テレビや映画のロケ地として脚光を浴びています。また、最近は関西方面の旅行会社がJR下灘駅を訪れるツアーが組まれていて、多くの観光客が訪れています。このような状況の中、地元老人部の皆さんが、訪れる観光客に花でもてなそうと立ち上がったのです。
 
 1回目の講座では、発起人のこの事業への想いが語られ、甘井先生から「花を育てることの素晴らしさ」、伊予農業高校の野路菊栽培計画などの発表がありました。
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(天井先生から植物を育てる楽しさを教わる)

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(伊予農業高校の野路菊栽培計画の発表)

 2回目の講座が来る9月29日(火)に開催されることになりました。当日は、地元小・中学校の児童生徒の皆さんとともに、伊予農業高校と地元老人部が丹精に育てた野路菊の苗を約1,000本植える予定です。

 コーディネーター派遣事業の申請は、随時受付ています。

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)