7月21日(土)に松本、谷本の研究員2名で今治市にある「さいさいきて屋」を取材しました。この「さいさいきて屋」は、今年の4月25日にオープンしたJAおちいまばりが運営する四国最大級の直売所で、地産カフェ、コミュニティラジオのアンテナ、レストラン、キッチンルームを併設しています。
※「さいさいきて屋」外観、および内観
さいさいきて屋では、「SAISAIKIDS」という取り組みを行っており、これは、JAおちいまばりが愛媛県や今治市と協力して実施している事業で、「さいさいきて屋」の施設の裏手にある学童農園を使って、市内の小学生を対象に農業体験を行うものです。
この日は田んぼや水路にいる水生生物を、子どもたちが虫取り網を使って捕獲し、それを観察しながら、絵日記にする学習が行われていました。
※この日の学習教材
※学童農園(水田)と市民農園(畑)
※学習の様子
この「SAISAIKIDS」の取り組みですが、この施設ができてはじめた事業だそうで、新聞広告などを利用して受講生を募集したところ、定員(40名)がたった2日間で埋まってしまったほどで、食育に力を入れている今治市(舞たうん93号参照)ということもあり、保護者の食育や農業に対する関心の高さをうかがうことができたように思われます。
また、この施設には、もうひとつ、注目すべきスポットがあります。それは、
「水道の蛇口からミカンジュースがでてくる蛇口がある」
というものです。
※松本研究員も蛇口をひねってます。
よく言われている愛媛県のご当地ネタとして、
「愛媛県には蛇口が青・赤・オレンジの3つあり、青は水の蛇口、赤はお湯の蛇口、そして最後の一つのオレンジがミカンジュースの蛇口である」
というものがあります(もちろん実際はそんなことはありません)が、それを実際につくってしまったという「遊び心」満載の代物で、この日も多くの人たちが楽しそうに水道の蛇口をひねっていました。しかも無料です。ただし、これは期間限定だそうで、蛇口をひねったらミカンジュースが出てきた人はラッキーといえるのではないでしょうか。
なお、この蛇口から出てくるミカンジュースは、愛媛FCが主催するホーム試合会場でも「イケメン連」の方たちが販売していますので、興味のある方は愛媛FCの試合を観戦してみてはいかがでしょうか。
これらの取り組みに関するお問合せは、JAおちいまばり直売所「さいさいきて屋」(0898-33-3131)まで。
(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)