研究員ブログ

舞たうんVol.94「学校と地域の関わり」

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舞たうんVol.94を発行しました。今回のテーマは「学校と地域の関わり」です。

松山市内の3つの中学校で常勤講師を、双海町教育委員会で公民館主事、社会教育主事の経験を踏まえての今回の編集となりました。折りしも愛媛新聞で「さまよう学校」の連載が始まり、学校を取り巻く環境が大きく変わってきていることが取り上げられました。

「学校と地域の連携が重要」と学社連携、学社融合を進めていた双海町では、学校や地域を巻き込んだ子どもたちの体験活動を重視した事業を実施してきました。常に「ふるさとを愛し、ふるさとを誇れる」子どもたちの育成に力を入れてきました。しかし、市町村合併後は、特出した活動ではなく、足並みを揃えた事業へと変貌しつつあり、人的配置や予算措置も減少しています。

双海町だけではく、県内でも市町村合併により、学校の統廃合の話をよく聞くようになりました。また逆に、木造校舎の良さや校舎の文化財保存の流れもあります。

急速な時代の流れの中で、今一度、地域と共に歩んできた学校を見つめ直し、学校が拠点となる地域づくりを模索したいとの思いで今回の舞たうんを発行しました。この舞たうんは、えひめ地域政策研究センターのホームページでご覧いただくことができます。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)