研究員ブログ

新居浜太鼓祭り

 今年は、愛媛県西条地方局と西条まつり・新居浜太鼓祭り観光ブランド化推進実行委員会事務局がタイアップして「西条、新居浜、祭り三昧」と銘打って、いろいろな企画を行い情報発信されました。内容は、去る10月17日(水)新居浜市の市制施行70周年記念イベントとして、川西、川東、川東西部地区と上部地区において統一かき比べが行われた模様について紹介します。

【川西、川東、川東西部地区統一かき比べ】
 国領川河川敷において、川西地区11台、川東地区7台、川東西部地区6台の合計24台の太鼓台が交互に入場してかき比べが行われました。当地区では、差し上げている時間とかき上げている時間の長さを競い合いました。差し上げ部門では、川西地区の久保田太鼓台が約4分近く、かき比べ時間部門では、川東西部地区の澤津太鼓台が約15分間も担ぎ最優秀賞となりました。今回は観覧席(有料)が設けられ、観客の皆さんも安心して太鼓台の勇壮、華麗さを十分堪能されたことと思います。
 ただ今回初めての試みとして行われた関係上、会場内のアナウンス等が少し聞こえにくいところがあったことや太鼓台の説明内容を少し工夫する必要があったのではないかと思います。

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川西・川東・川東西部地区統一かきくらべの様子
 

【上部地区統一かき比べ】
 山根グランドにおいて船木地区5台、中萩地区6台、泉川・角野地区7台の合計18台と子供太鼓台数台が参加してかきくらべが行われました。最初の18台協力により、「祝 市制70周年 新居浜太鼓祭り統一よせ ようこそいらっしゃいませ」の横断幕を掲げて始まりました。当地区では、中萩地区6台の太鼓台が、お互い隣同士寄せ合って担ぐ「よせがき」が有名です。写真でも見られるように一糸乱れることなくお互い協力し合って行わないとできないことです。この時は、約1万人以上の観客から盛大な拍手が起こりました。その他の地区のかき比べでもそれぞれ200人近いかき夫の皆さんが協力して華麗なかき比べが行われました。上部地区は、日常このようなかき比べイベントに慣れているからか、企画内容もすばらしく、また司会者のアナウンスも、ユーモアがあり、観客の皆さんも十分楽しめたのではないかと思います。

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 上部地区統一かき比べの模様

 しかし、無事故で明るい平和な祭りを目指していたわけですが、3地区において禁止されている鉢合わせが行われ、数名の負傷者が出たことは大変残念なことでした。

 今年の統一寄せかき比べは、市制施行70周年の記念イベントの中で行われましたが、新居浜太鼓祭りを全国観光ブランドにしていくためには、身近に感じれるように観光客も安心して参加ができるような体験型など、市民の一人ひとりが協力し合って、すばらしい企画力と情報発信力を発揮する必要があるのではないでしょうか。

(文責 企画研究部門 研究員 秋山照彦)