研究員ブログ

夕日寄席初演、夕日亭大根心師匠快演!

国土交通省主催の「観光カリスマ塾」が11月15・16日に人間牧場(伊予市双海町)で開催され、ついに「夕日寄席」の初演が実現しました。

夕日寄席の初演は夕方ならぬ朝方に開演。
出演は、落伍家「夕日亭大根心」師匠。

松本宏大番頭の拍子木と口上に始まり、出囃子にのって、拍手と笑いの渦のなかを大根心師匠が登場。高知県馬路村産から運んだという150年生の魚梁瀬杉(やなせすぎ)の切り株の上に、座布団を敷いて話がスタート。

夕日寄席

演目は「まちづくり小話」。夕日寄席の高座本である「夕やけ徒然草」から、第5話「ハーモニカが吹けた」、第10話「外からみないと中は見えない」、第 28話「四つの願望」を切り株から落伍もせずに次々と披露。師匠ならではのお惚けとユーモラスな話術で観客を煙に巻き、爆笑の中を”ひょっこりひょうたん 島”のテーマで飄々と退場。笑いとともに、師匠の体験を通した地域づくりが語られ、う~んとうなずく一幕もありました。

夕日寄席 夕日亭大根心師匠

もうお分かりですね。「夕日亭大根心」とは、観光カリスマで夕日のまちづくりで有名な「若松進一」さんの芸名です。

今回は、”落語家”ならぬ” 落伍家” としての初舞台でした。この寄席は地域づくり人の養成プログラムです。

当センター主催の地域づくり人養成講座を通して、まちづくりや地域づくりに携わる人の養成に携わるうちに、講演や講義、ワークショップとも違う、楽しくてタメになる新しい養成スタイルはないかと考えるようになりました。

この夕日寄席は、 若松さんとずっと温めてきた地域づくり人養成プログラムです。全国広しといえど、まちづくり人自らが噺家となって体験談を小話化し実演する寄席なとどいう のは、なかなかできません。

高座の台本である「夕やけ徒然草」は、宮本武蔵の「五輪の書」にあやかり、今回の「地の書、水の書、風の書、火の書、空の書とシリーズで出版。さらに魚梁瀬杉の年輪にあやかって150話完結の予定です。

夕日寄席の木戸銭は500円。高座台本のお足ということになっています。これからの地域づくりは「笑いと経済」がポイントです。大根心師匠の出前寄席も、受け付けております。

お問い合わせは、人間牧場または当センター 松本宏大番頭までお願いします。 皆さん、夕日寄席にいらっしゃ~い!

(文責 まちづくり活動部門 研究員 清水和繁)