研究員ブログ

アイビックを訪問しました。

先日、今治市の地場産業振興センター内にあるインキュベーション施設「アイビック(IBIC)」を訪問いたしました。

この施設は、今治市を拠点として新たな事業や産業の活性化に取り組む企業や個人を支援するためのビジネス・インキュベーションオフィスとなっています。

ちなみに、アイビックとは、「IMABARI Business Incubation Center(今治ビジネスインキュベーションセンター)」のそれぞれの頭文字をとっており、「私が成長してビックになるという想い」もかけた施設の愛称名です。

このオフィスに入居した方は、常駐するマネージャーからさまざまなビジネス支援につながるソフトサービス(たとえば経営診断とか、異業種の交流会などのビジネスチャンスの提供など)を受けることができます。

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地盤産業振興センターが用意している部屋数は、以下の2種類があり、現在は(1)の1室を残しすべて埋まっているそうで、そのうちのいくつかの入居者は当センターともつながりのある方もチラホラ見ることが出来ました。

(1)メインインキュベーションオフィス(約14㎡/室×6室)
 起業したばかりなどの若い企業(個人・法人)で、支援が必要な方。最長3年入居が可能。備品として机があります。

(2)プレインキュベーションオフィス(約6㎡/室×3室)
 ビジネスアイディアはあるけれど、まだ起業をしておらず、これから起業を考えている方。最長1年入居可能。

どちらの部屋も24時間出入り可能だそうで、家賃も格安でありますし、マネージャーの方からさまざまな支援を得ることができることから人気なのでしょうか。

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その他、同センター内の2階にある「交流サロン」も拝見いたしました。ここでは、情報交換の場や交流活動の場として利用してほしいという趣旨で設置されたそうで、インターネットなどのパソコン機器や起業に関する書籍なども充実していて、立派なサロンとなっています。

職員の方にお聞きすると、この「交流サロン」はまだまだ十分には活用されていないのが課題のひとつだそうで、 IBICに比べて開放されている時間が限られている(この施設は午後6時まで)ため、それも原因のひとつとしてあげられるのではないかと思いました。

いずれにしても、この入居者の中から今治発のビックなベンチャー企業がここから誕生するかもしれませんね!詳しくは今治地場産業振興センターのサイトを参照してください。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)