研究員ブログ

ワンステップ!

最近、TBSテレビで「社会貢献」をテーマにした「ワンステップ」と呼ばれるテレビ番組(毎週日曜日午後11時30分)が7月から放送されていますが、ご覧になられている方はおられるでしょうか?

私は、この番組の第1回の放送から今のところすべての放送を見ていますが、これが非常におもしろいんです。

この番組は、「自分たちの社会貢献活動を、是非テレビでも紹介したい!」と思っている方や、「何かいいことしてみたいけど、どうすればいいのかわからない・・・」といった方などを紹介する「社会貢献」をテーマにした番組です。

これまでの放送では、棚田保全、捨てペットの問題、離島の祭りの担い手問題といった、それぞれの地域が抱える課題を少しでも解決することはできないかと、都会の若者たちが立ち上がって各地域に出向いた内容が紹介されていました。

そして、都会の若者たちは田舎の人たちと交流を深め、さまざまな協同作業を通して人間的な成長がみられるというような趣旨で番組構成がなされています。

特に初回と第2回放送の「棚田保全」の話は、過疎に悩む中山間地域における典型的な問題を提起しており、たいへん興味深いものがありました。

さて、この番組で放送された内容は、いまのところ「田舎に都会の若者が行って社会貢献(=地域づくり)をする」ということを「若者側から見た視点」で紹介されていますが、当センターで発行している舞たうん96号において、「若者を地域に派遣する」という観点でインターンシップに注目した特集を組み、若者による地域貢献について「地域側から見た視点」でも事例紹介をしていますので、興味のある方はぜひセンターのホームページよりご覧ください。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)