研究員ブログ

地産地笑市~柳井町商店街~

12月9日付の新聞各紙の地方欄に、松山市柳井町商店街の若者たちが開設した産直市「地産地笑市」が1周年を迎え、記念イベントを12月10日まで開催している記事が掲載されていました。

この若者たちのグループ「STEADY CREW」については、すでに「舞たうん98号」でご紹介しておりますので、詳しい活動については割愛することとし、さっそくイベントの様子を拝見しようとのぞいてきました。

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訪れたこの日はあいにくの雨模様ということもあり、ひとの流れもまばらでしたが、買い物客に対して元気に応対しているスタッフのみなさんがとても印象的でした。

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この産直市は大洲市肱川町の産直市ということもあり、特産品でもある肱川ラーメンや炭焼きシイタケの販売のほか、大洲地方の特産品のさといもをつかった「里芋コロッケ」なども店頭に並んでおり、さっそく「里芋コロッケ」を購入いたしました。

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気になるお味については、普通のじゃがいものコロッケとは違い、里芋のねばりや味が感じられ、たいへん美味なコロッケでした。ぜひご賞味あれ。

さて、この「地産地笑市」のような産直市は、久万高原町のアンテナショップや愛南町の道の駅のアンテナショップなど、探すとけっこうあるようです。内子のフレッシュパークからりの産直市もあるようです。それだけ県内最大の消費地である松山にマーケットとしての魅力があるということなのでしょう。

また、そのいっぽうで、愛媛県の食料自給率は平成18年度の統計ですが、カロリーベースでいうと全国平均を下回る37%であるということをご存知でしょうか? 私も最近まで知らなかったのですが、この事実をしってたいへん驚きました。

この食料自給率をあげるためには、もちろん消費者が県産品を購入しなければなりません。そうなると県内最大の消費地である松山に、このような産直市が数多くうまれるのもある意味において当然なのかもしれませんね。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)