研究員ブログ

地元学をはじめよう

地元学とは、「自分たちが住んでいる地域を見つめ直して,地域の「あるもの(個性・魅力)」に気づき,自分たちの力で素晴らしい地域を創っていこうとする取り組み」(新潟市HPより引用)です。地元学の『地元』には,特に定義はなく,それぞれが感じる範囲を地元と考えています。

そんな地元学は熊本県水俣市で方法論がほぼ確立されました。水俣市といえば水俣病が連想されると思いますが、その公害病から学び、世界に名だたる環境都市としても知られています。

そんな地元学の方法論を確立し、広め、そして推進してきたのが、元水俣市役所職員(現:地元学ネットワーク主宰)の吉本哲郎さんです。以前、吉本さんについては上島町に吉本さんがやってこられたときに、この研究員ブログでもご紹介していますので参考までにご覧ください。

そんな吉本さんの地元学の取り組みが1冊の本となりましたので、今日の研究員ブログでは書籍のご紹介をいたしましょう。

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岩波ジュニア新書「地元学をはじめよう」
2008年11月20日発行
ISBN978-4-00-500609-0

地域づくりをしていくためには、まずはその地域にあるものを住民自身が見つめなおす作業が求められるということ、まずは地域を地域住民が知ること、そこからはじめるということでしょう。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)