研究員ブログ

松山市夜間断水実施を延期、砥部町は予定通り実施

昨日より砥部町にて、午後11時から翌朝午前6時まで夜間断水が実施され、本日から松山市でも同時間帯に夜間断水実施の予定でしたが、前日の雨で予想以上に地下水位が回復している為、松山市では最低2週間の断水延期を発表しました。

松山市はひとまず助かったという感じですが、砥部町では予定通り実施され、夜間断水の実施は1994年以来15年ぶりとなります。

今回の渇水は地下水の著しい低下が原因で、石手川ダムの貯水量は平年並みという不思議な状況となっていますが、これは今年3月の雨量が平年の1.6倍で、この時の貯金が現在の貯水率を維持させたとのことです。

ただ、今後は石手川筋でも田植えが始まって農業用水の取水が増加し、まとまった雨が降らなければ水位はどんどん下がるとのことで、楽観は許されません。

15年前の大渇水の悪夢再びという感じですが、とにかく各個人が節水を心掛け、バケツやペットボトル等で必要な水を確保しながら、雨が降ってくれるのを祈るしかないという状況ですので、今日は家に帰ったら何十年かぶりに、子供と一緒にてるてる坊主をつくってみようと思います。

      (企画研究部門 研究員 向井浩司)