研究員ブログ

ホワイトゴート(白ヤギ)

 今日の朝日新聞にシュレッダーにかけた紙くずからトイレットペーパーを作る機械として「ホワイトゴート(白ヤギ)」を大阪市のナカバヤシが9月下旬に発売するという記事が掲載されていました。全自動で、紙くずを水で溶かし、繊維の状態にした後、すいて乾燥させ、巻きとるため、紙くず以外で必要となるのは、水と電気だけらしいです。同新聞によりますと、A4コピー用紙約40枚分が1ロールになり30分で作られるようです。そうすると24時間稼働で、48ロール作ることができると考えられます。そのため、メンテナンスなどを考えなければ、1年間では17,520ロール作れます。

 さて、トイレットペーパーってどのくらい使用しているかですが、日本人1人あたり年間で50ロール使用しているそうです。1日にすると0.14ロール使用していることになります。また、1時間ですと5.7×10-3ロールです。事業所であれば、1,000人規模(労働時間8時間とする)なら1日に使用する量は、約46ロールほどですので、この機械で作成したものでまかなえる計算となります。この方法ですと機密情報を完全に消せるうえに、リサイクルにもつながることとなります。1900万円で受注生産するそうですので、興味のある方は検討してみてはいかがでしょう。 

           (企画研究部門 研究員 三好進祐)