研究員ブログ

The Eagle has landed.

 1969年7月21日、アポロ11号のアームストロング船長が月面に人類初の一歩を記しました。1961年のケネディー大統領の「1960年代中に人類を月に着陸させ、安全に地球に帰還させる」という声明から始まったアポロ計画は、アポロ1号の火災事故、アポロ8号の初の月周回飛行、そしてアポロ11号の月着陸(最近、テレビで放送されたNASAに関する番組によると、アポロ11号の月着陸も結構綱渡りだったようです)、アポロ13号の奇跡的な帰還、とドラマチックに進展し、1972年のアポロ17号までに6回の月面着陸に成功しました。そしてアポロ17号以降、人類は地球以外の星へ行っていません。
 アポロ計画の後、宇宙開発は実用的なスペース・シャトル計画に移り、日本人の宇宙飛行士も誕生し、宇宙ステーションも建設されるなど、宇宙は現実的で身近なものとなりました。しかし、スペース・シャトルもそろそろ引退の時期のようです。次は火星でしょうか?
 
(企画研究部門研究員 政木 輝彦)