7月22日~7月24日に横浜市のパシフィコ横浜で開催されました「第3回バイオ燃料製造装置&材料展」に日本におけるバイオマス燃料の動向を学ぶため、参加してきました。
バイオマス燃料と言えば、バイオディーゼル燃料(BDF)・バイオエタノール燃料が挙げられます。近年では、アメリカによるトウモロコシからのバイオエタノール生産により、穀物飼料の価格が高騰して、畜産業に多大な影響を与えたことが問題となりました。その他にも、ブラジルによるサトウキビからのバイオエタノールの生産が注目されています。
一方、日本では、様々な地域で食用油などからのBDF生産がなされてきていますが、バイオエタノールについては大規模な生産が行われておりませんでした。しかしながら、北海道のテンサイ、新潟のイネを用いたバイオエタノールの生産が始まり、徐々にではありますが、バイオエタノールについても取組みがなされております。
今後、電気自動車とともに、バイオ燃料で走行する自動車が普及することにより、化石燃料への依存からの脱却・地球温暖化防止となり、将来へ自然が残せることを期待しています。
第3回バイオ燃料製造装置&材料展:http://www.biofuels.co.jp/2009/
(企画研究部門 研究員 三好進祐)