研究員ブログ

「みやま清流米」オーナー制度(その5)

 先日9/20(日)、今年できたお米をいただきに野村町へ行ってきました。お世話になった宇都宮さんによると「今年は去年と比べて少し収穫量が少なかった」ということでしたが、お米は玄米になっていたので、帰って家の近くの無人精米機で精米しました。
 無人精米機といえば2~3年前に、私の実家から精米していないお米を持って帰ってきた時のことですが、実家ではお米はモミ殻付きの状態で保存し必要な時に近くの無人精米機でモミから精米しています。松山近辺にある精米機もメーカーが同じなので同じ機械だと思ってモミを持って行ったのですがこの辺の精米機は玄米からでないとできなくて、結局は内子の無人精米機(モミからの精米が可能)まで持って行ったことを思い出しました。
 精米の途中でお米に触ったらスーパーで売っている新米と全く違っていて、何というか触った時にお米が“キュッキュッという感じで、しっとりしている”のです。お米が「美味しいですよ」と言っているようでした。早速焚いて食べたのですがやっぱり美味しいさが違っていました。さすがは「みやま清流米」だと思いました。それと今回は田植えと稲刈りだけでしたが、少しだけお米作りに参加して汗をかいていることもあって、よけいに美味しかったのかもしれません。やっぱり自分が汗をかいて作ったものは最高です。
 帰りに宇都宮さんのところで収穫した、栗・里芋・お芋・見たことがないほど太いキュウリ等をいただき帰って食べたのですがとても美味しかったです。特に里芋の美味しさにはビックリしました。こんなに美味しい里芋は、今までに食べたことがありませんでした。
 「みやま清流米」オーナー制度は来年もあるそうなので、「来年も参加します」と予約をしました。今年初めてオーナー制度に参加したので、これをキッカケに野村・城川町方面へ遊びに行って奥伊予を堪能しようと思ったのですが思ったほど行けなかったので、来年はせめて月一回くらいは行きたいと思っています。
(企画研究部門 研究員 河野茂樹)

時 間

 「時間がない」。誰しもそのように言ったり、思ったりした経験があるはずだ。
 しかし、ほとんどの場合、本当に不足しているものが時間ではないことも誰しが充分に理解している。目の前に無限の時間が横たわっていたとしても、問題が解決しないことの方が多いのではないか。むしろ、期限が到達することで解決し、ホッと胸をなでおろした経験がありありと思い出される。

 さて、今日もデスク周りの整理整頓ができそうにない。時間がないせいだ。しかし、今後しばらく、期限も到達しそうにない。明日こそは・・・・。

(企画研究部門 主任研究員 高市孝一)

本格焼酎・泡盛

 近年健康志向にマッチして焼酎の人気が上がっていますが、製法により甲種と乙種に分けられるそうです。甲種は連続式蒸留機で蒸留したもので、この方法だとほぼ完全にエチルアルコール以外の揮発成分を取り除くため、無味無臭なお酒に仕上がるそうです。これに対して乙類焼酎は伝統的な単式蒸留という手法を用いているので、原料や発酵に由来する香味成分が多く取り込まれていて、産地や原料の違いから生まれる特有の味や香りの違いが楽しめるようです。
 昨夜は、愛媛新聞社が主催する「こだわり本格焼酎&泡盛in愛媛」と題したトークショー・試飲会に参加してきました。普段何気なく飲んでいる焼酎ですが、その歴史や製法について知ると味わいがより深く感じ取ることができます。飲み方も「湯割り」「水割り」「ロック」など様々ですが、作り手の思いや何を伝えているのかを考えて飲むことも大事だとパネリストの話を聞きながら感じました。
 酒はコミュニケーションツールです。これからも仲間と語らいながら、地域の産物をあてに楽しく飲みたいものです。
 
 PS.もちろん昨夜の試飲会では、米・麦・芋・泡盛を堪能したことは言ううまでもありません。

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)

青空食堂

 当センターが発行する「舞たうん」(10月1日号)に執筆いただいた「地恵地楽ダイニング青空食堂」の若きオーナー坂東一輝氏にお会いしました。
  「食堂」と言っても、松山市内で地元の野菜を中心に提供する店として、居酒屋、定食屋、レストランと幅広く展開されています。
特質すべき点は、地産地消をコンセプトとした野菜でお酒を飲める店として、生産農家を探し求めて走り回り、現在、300人以上のネットワークができたことと、もっと美味しい野菜を探してお客様に提供しようと日々努力されていることです。
 また、お店のキャッチフレーズ「地恵地楽」も、地元の恵みを地元で楽しむことで、もっと愛媛を元気にしたいとつけられたもので、お客様には、料理の説明と一緒に、地域のことやストーリーを伝えてくれます。
 「地恵地楽ダイニング青空食堂」の情報等は、当センターのホームページ「舞たうん」vol.102号に掲載していますので、ご覧ください。
(まちづくり活動部門 研究員 武田 昭文)

副町長に前岩手県滝沢村長を起用

 9月28日自民党総裁選にて第24代自民党総裁に就任した谷垣 禎一氏のエピソードの一つとして、1997年、第2次橋本内閣改造内閣の科学技術庁長官として初入閣した後、1998年の金融危機にあって、小渕恵三総理大臣は宮澤喜一に大蔵大臣就任を要請し、宮澤が就任条件の一つとして谷垣の政務次官就任をあげたため、閣僚経験者でありながら大臣を補佐する大蔵政務次官となったことがあげられています。

 まだ中央省庁再編に合わせて新設させた、現在のような副大臣が置かれてなく、また、政務次官は一般に当選1~3回の与党議員が政策勉強と人脈作りの目的で就任していた事例が多かった時代でもあり、大臣経験者が就任することは、マスコミにも大きく取り上げられていました。

 一方、9月16日の官庁速報で、昨年度、当センター主催のセミナーで講演いただいた、前岩手県滝沢村長の柳村純一氏(58)が、兵庫県香美町の副町長に起用され、柳村氏は15日付で就任した。首長経験者が副町長に就任するのは珍しい。と配信されていました。

 香美町は、08年度の実質公債費比率(3カ年平均)が26.6%と、基準の25%を上回り、早期健全化団体に転落し、今後、財政健全化計画を策定し国に提出する予定で、長瀬幸夫香美町長が「柳村氏が滝沢村長在任中に職員の意識改革や
行政改革に取り組まれた実績を評価した」して、
柳村氏の実績と能力に期待しての就任要請となったようです。

 柳村氏は、滝沢村議を経て1994年11月に同村長に就任し、2006年11月まで3期12年を務め、職員の投票による人事など、在任中にさまざまな改革に取り組まれ、当センターのセミナーにおいても、「職員の意識改革」「2:4:2の法則」など、
「『役場』を『会社』に変える!~人口日本一の村を優良企業にした行政改革~」を地域の言葉で、熱く語られていました。

 先の衆議院議員総選挙で政権交代が現実のものとなり、民主党が掲げる地域主権を実現していく中で、今後、地方自治体において、首長を支える副市長等を内部からの登用ではなく、首長経験者から登用するケースが増えるかもしれません。

(まちづくり活動部門 主任研究員 小方 悟)