研究員ブログ

第21回 津島しらうお&産業まつり

 平成22年1月31日(日)宇和島市津島町岩松 岩松川おまつり河原(雨天:宇和島市立岩松公民館)にて「第21回津島しらうお&産業まつり」が開催されます。
 当日は、「しらうおのおどりぐい」などの郷土料理と地域特産品の展示・即売や体験しらうお漁、太鼓などの各種アトラクションが行われます。地域の各種産業と消費者との相互交流を図り、活力あるふる里づくりを目指しています。
 しらうお料理や六宝などの郷土料理を安く味わうチャンスです。興味のある方は、是非、参加してください。
(研究員 近藤 誠護)

地域づくり団体全国研修交流会佐賀大会

 昨年11月に愛媛県南予地区を中心に開催した「地域づくり団体全国研修交流会」が、年明けの2月5日(金)・6日(土)に佐賀県で開催されます。
 「地域づくり団体全国研修交流会」は、全国各地で自主的、主体的に地域づくりに取り組んでいる団体等を支援するため、全国レベルの研修、地域づくり団体相互の情報交換等を目的に、平成6年度から開催されています。
 第27回を迎えるこの大会は、「『もやい』でつなぐ『協働のまち』~平成まちづくり維新は佐賀から~」をテーマに、全体会及び佐賀県内13会場の分科会において、地域づくりのいろいろな課題について議論と交流を深めます。
 
 現在大会事務局では、参加者の追加募集を行っています。詳しくは、下記のURLからご確認ください。
http://saga-chiikinet.saga-cs.org/
 
 今回の大会にも前年度開催地として多くの参加者を愛媛から送り込みます。是非、この機会に一緒に地域づくりについて考えてみませんか。

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)

わらぐろ

 『藁』という漢字をご存じでしょうか。
 覚え方は、草・木の中で最も価値の高いもの!と書いて「わら」と読みます。私もつい最近「宇和わらぐろの会」の方に教えていただきました。昔は、藁を木炭やお米の入れ物としての「かます」や「俵」に使用したり、牛馬の飼料や茅葺屋根の下地、畳の中身、壁土の中にも使われ、私たちの暮らしに欠かせないものとなっていました。このため、私たちの生活が「わら」に囲まれて暮らしていたことで、草・木の中で最も価値の高いものだと言われてきたようです。その藁を乾燥貯蔵しておくために、田んぼで積み上げて置かれたものが「わらぐろ」で、米どころ宇和盆地(西予市宇和町)の原風景となっています。
 今月の22日(火)と29日(火)には、松山市大街道中央商店街の火曜市で、「宇和わらぐろの会」がわらクラフトやしめ飾り、古代米などの販売をおこないますので、興味のある方はぜひお立ち寄りください。

(まちづくり活動部門 研究員 武田 昭文)

今年の漢字

 毎年、年末に発表される恒例行事となっている「今年の漢字」。2009年の世相を漢字で表すひと文字は「新」と発表されました。
 「新」が選ばれたのは、様々な「新しい」出来事があった1年で、政権交代で新内閣が発足し、裁判員制度や高速道路料金割引制度など、新制度がスタートしたこと、また、米大リーグ・マリナーズのイチロー選手の新記録や、新型インフルエンザの流行などを反映したものだそうです。

 「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会の前理事長親子をめぐる不正取引事件で、一時は存続も危ぶまれていましたが、無事行うことができたようです。

 日本漢字能力検定協会の正式名称は、財団法人日本漢字能力検定協会。法人の決算書を見ると21年3月期では、基本財産3億円、流動資産として19億22百万円となっております。
 特に、漢字能力検定事業収入は 63億91百万円もあり、基本財産運用収入は104万円となっています。

 当センターも同じ財団法人ではありますが、あまりにも形態が違い過ぎていることを、改めて実感させられました。

(まちづくり活動部門 主任研究員 小方 悟)

液肥利用への取組み

 11月5日(木)に築上町の液肥製造施設を視察してきました。この施設は、旧椎田町が平成6年4月に稼働させたし尿を用いた液肥製造施設となっています。当初は、し尿を用いた製品ということで、においは少ないのですが臭いなどの苦情が多数あり、なかなか住民の方々にも受け入れてもらえず苦労されたそうです。しかしながら、小学校5年生への循環授業、有機液肥固形堆肥利用者協議会の設置、シンポジウムの開催などの様々な取組みにより、現在では液肥利用が促進され、足りない状況にまでなっているそうです。
 先日掲載しました大木町を含め、これらの自治体の液肥利用の取組みは、成功事例となっていますが、一方では同様の施設を設置したにもかかわらず、失敗した事例もあります。そのため、液肥利用の取組みを実施するためには、施設を設置することも重要ですが、いかにして住民の理解を得るかとともに、農家の方々に利用してもらうかが重要となると考えます。
 この取組みは、決してハードルが低いとは言えませんが、第一次産業の活性化、一般廃棄物処理費用の削減、循環型社会形成推進、地球温暖化防止等の効果が得られることが考えられるため、非常に魅力的であると思います。

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(企画研究部門 研究員 三好進祐)