研究員ブログ

愛媛県における温室効果ガスの排出

 1月6日(水)の日本経済新聞において、愛媛県がまとめた県内の温室効果ガス排出状況によると、2007年度の排出量は1990年度対比で13%増加するとともに、2003年度以降10%を上回る状態が続いていることが掲載されていました。愛媛県における目標としては、2010年での削減量を1990年対比で概ね6.0%としていますが、近年の不況による産業部門などからの温室効果ガス排出量の減少を加味したとしても、今回の結果からは目標達成が非常に困難であると思われます。
 一方、国においては、鳩山政権が昨年9月22日に国連気候変動サミットにおいて温室効果ガスを2020年までに1990年対比で25%削減することを明言しています。これを踏まえ愛媛県においても、2020年までに温室効果ガスの25%削減に取り組んでいくでしょうから、目標の達成に向けての愛媛県の意欲的な取組みを期待しています。

         (企画研究部門 研究員 三好進祐)