研究員ブログ

初春を告げる水仙

17日(日)に、伊予市双海町シーサイド公園で開催されていた「初春水仙まつり」に行ってきました。南予で大雪に見舞われる天候が続いた中で、久しぶりに温かな日差しがこぼれる好天気の中、水仙の鉢植えや切り花が販売され、多くの来場者を楽しませてくれていました。

国道378号沿線は、水仙、菜の花、桜、アジサイ、酔芙蓉、つわぶき、野路菊など四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人々を楽しませてくれます。この国道を378を逆に読んで、別名8(は)、7(な)、3(み)花海道と読んでいるのです。

少しずつではあるが、春の訪れ感じさせてくれる花々を見に出かけてみませんか。

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(伊予市双海町下灘の「瀬戸内を望む水仙畑」)

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)

「えひめ地域づくり研究会議」フォーラム2010

「えひめ地域づくり研究会議」(昭和62年発足)では、発足以来、「情報交流の場・情報公開の場・学習と研究の場」を提供し、民主的・主体的な活動をおこなってきました。本年度のフォーラムは、1月30日(土)に松山市内で開催されます。
●テーマ:「地域の可能性を探るー自立・自律―」~これから私たちにできること~
●基調講演:「由布院は、今」由布市議会議員の小林華弥子さん
●パネルトーク:小林華弥子さん、上島町の「㈱しまの会社」兼頭一司さん、内子町五十崎の「亀岡酒造(株)」の亀岡徹さんがパネリスト
今すぐこの愛媛で、変えられること、やれることを考え今後の活動のヒントになるようなトークがあります。ご興味のある方は、ぜひご参加を!
1.日時  平成22年1月30日(土)13時30分~(受付13時~)
2.場所  リジェール松山 8階クリスタルホール(松山市南堀端町2-3)
3.参加費 1人1,000円(交流会に参加の方は、別途4,000円)
4.申込  当センターへ電話(089-932-7750)、FAX(098-932-7760)またはメールでお申し込みください。
(まちづくり活動部門 研究員 武田 昭文)

2010なんよ地域づくり学習交流会開催

 愛媛県では、南予活性化へ資することを目的に、当センターとの共催による地域づくり学習交流会を次のとおり開催します。

 南予地域で地域づくり活動を進めるNPOや団体関係者に、会議や合意形成の場等を効率的に進めることができるようなスキルを、ワークショップ等の手法により体験・学習してもらうとともに、団体同士の交流、つながりのきっかけづくりを図ることを目的に開催します。
 また、県内外の先進的な地域づくり活動の事例を紹介し、南予地域における地域づくりのレベルアップとさらなる活性化の気運醸成を図っていきます。

 参加料は無料ですので、お気軽に御参加ください。

          記

日 時 平成22年2月18日(木) 10:00~16:20 
    第1部 学習交流会    10:00~14:40
    第2部 政策研究セミナー 15:00~16:20

会 場 愛媛県歴史文化博物館

第1部 地域団体等学習交流会
  テーマ:「ワークショップ手法を用いた地域課題解決策について」
  講 師:畠中智子 氏
(自治大学校ファシリテータースキル講師、高知のまちづくりを考える会代表)

第2部 先進的な地域づくり活動の事例紹介(政策研究セミナー)
  テーマ:「誰が、まちづくりの牽引役を担うか?」
  講 師:福田志乃 氏(地域政策プランニング代表、両親が新居浜市出身)
  参加者:100名程度

申し込み先等については、こちらをご覧ください。

(まちづくり活動部門 主任研究員 小方 悟)

愛媛県における温室効果ガスの排出

 1月6日(水)の日本経済新聞において、愛媛県がまとめた県内の温室効果ガス排出状況によると、2007年度の排出量は1990年度対比で13%増加するとともに、2003年度以降10%を上回る状態が続いていることが掲載されていました。愛媛県における目標としては、2010年での削減量を1990年対比で概ね6.0%としていますが、近年の不況による産業部門などからの温室効果ガス排出量の減少を加味したとしても、今回の結果からは目標達成が非常に困難であると思われます。
 一方、国においては、鳩山政権が昨年9月22日に国連気候変動サミットにおいて温室効果ガスを2020年までに1990年対比で25%削減することを明言しています。これを踏まえ愛媛県においても、2020年までに温室効果ガスの25%削減に取り組んでいくでしょうから、目標の達成に向けての愛媛県の意欲的な取組みを期待しています。

         (企画研究部門 研究員 三好進祐)

傍論

いわゆる「傍論」とは、裁判の判決においての裁判官の意見で、裁判官の個人的な思い、考えを述べたものであり、判決には何ら関わらない部分のことを言います。よくテレビのニュースや法廷ドラマなどで、「主文、被告を○○に処す」という裁判官のセリフを聞いたことがあると思いますが、この冒頭に述べるのが「主文」で、(極刑は主文後回しになるケースがほとんど)その後被告に裁判官が1、2時間ほど理由や意見を言い、その部分で「傍論」を述べます。

稀に、ある判決においては裁判官が「主文」の部分と「傍論」の部分とで正反対の事を述べている事があり、そのような判決はしばしば物議の種になります。一部の例外を除けば、判決は冒頭の「主文」が全てで有り、傍論部分には法的拘束力はないと考えるのが妥当です。よく新聞等で違憲判決との見出しが出ている記事がありますが、こういったことを踏まえて読むと、今までと違った記事の見方が出来ると思います。

 

 

      (企画研究部門 研究員 向井浩司)