研究員の崎山です☆
5月19日から21日にかけて、今治市で国際海事展「バリシップ2011」が開催されました。
21日(土)には開催会場などが一般公開されたので、行ってみました。
まず、メイン会場近くの今治港に寄港し、一般公開中の帆船「日本丸」を見学。
船内では実習生の皆さんが講義を受けている模様も公開中でした☆
船の甲板ではヤシの実を使う甲板清掃ができるコーナーが!
たくさんの子どもたちが体験していました。
会場(テクスポート今治)入口です。
ご当地今治のゆるキャラで人気沸騰中の「バリィさん」もお出迎え☆
「バリィさん」は今治市の観光大使にも任命されています。
さて、いよいよ会場内へ!
会場内に入ると、人で溢れていました。3日間で業界関係者や一般来場者など1万5千人以上、特に最終日は一般公開したこともあり約1万人の来場があったそうです。
日本企業をはじめ、韓国、中国、シンガポール、ノルウェー等世界各国からの200以上の出展者による船舶の最新技術の紹介をはじめ、バリシップセミナーや子ども上映会などのイベントが開催されていました。
午後からは今治市内の造船関連企業の工場が一般開放されていたので、工場見学に行ってみました。まずは今治造船本社工場へ☆
工場内に入ると、くじらがお出迎え☆
子ども用のアトラクションのようです。
工場内のクレーンを使ったクレーンゲーム?のコーナーも☆
工場内なので船を形状となる前段階である「船体ブロック」もあちこちにありました。
新しくできた船(新造船)の見学をしました。
船の主機関です。
船内の見学が終わって、下船していると「支綱切断(しこうせつだん)」のセレモニーが行われようとしていたので、早速見学
「支綱切断」とは船の進水式の際に執り行われる重要な儀式で、命名式で船に名前がつけられたあと、代表の女性が船から張られた綱を斧で切り、綱の間につるされたシャンパン(地域によってはワインとか日本酒などもあるそうです。)が船体に当たり割れると同時にクス球が割れ、巨大な船が進水を開始する大迫力の儀式です。
今回は模擬の儀式であり、4名の子どもが代表に!手に持っている銀色の斧で綱を切断します。いよいよ緊張の一瞬です。
見事に綱が切断されました。
続いて訪れたのは、新来島ドック大西工場☆
ここでも新造船の見学をさせていただきました。
船のブリッジ内にやってきました。中央にある機器は船のレーダーで、2種類のレーダーが配備されており、天候等により使い分けるそうです。
他の見学会場も見たかったのですが、ここで時間切れ。
船造りの現場を見る機会はあまりないので、貴重な経験でした。
今回のイベントで目立ったのはたくさんの子どもたちが参加していたことでした次世代を担う多くの子どもたちに、海や船の素晴らしさを体感してもらうことは、海運業や造船業などの海事産業の集積地である今治地域には非常に意義深いものだと感じました。