研究員ブログ

まちづくり講演会のお知らせ!!

皆さん、こんにちは☆研究員の川渕です(^^)/

四国も梅雨入りしましたが、雨はあまり降りそうにないですね(^_^;)

さてさて、伊予市地域事務所の松本さんより情報提供していただきましたのでお知らせしますね☆

下記日程において、まちづくり講演会が開催されます。講師に、NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター事務局長の中森まどかさんをお迎えし、「地域活性化に向けたコミュニティビジネスの可能性」と題した講演をしていただきます。

”誰もが安心して暮らせるまちづくりのために…”

地域が抱える課題をビジネスの手法により解決し、その活動の利益を地域に還元するお話を聞くことができるので、ご興味のある方は参加してみませんか?(入場無料)

【開催日時】 平成24年6月26日(火)19:00~

【開催場所】 伊予市双海地域事務所3階 文化ホール

        (伊予市双海町上灘甲5821-6)

【申込み】  不要

【参加費用】 無料

【お問い合わせ先】 双海地域事務所地域支援課

             (089-986-1232)

0626双海人講演会

【ふれ愛茶屋】 in今治市鈍川

こんにちは!

臨時研究員の徳永です(@^^)/

 

先日、鈍川温泉近くの【ふれ愛茶屋】に行って参りました(^-^)

 

ということで、調査隊出陣ー!!!!

メンバーは、近藤研究員、岡田研究員と私デス☆

 

山道を車で走りながら、澄んだ空気と豊かな緑を感じながら、到着ッ☆

 (自然が多いところを車で走ると、つい窓を開けたくなります(^^)♪)

 

元気な女性の方々に歓迎していただきました(*^_^*)v

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美味しいパン(米粉の中にこうじが入ってました♪)とコーヒーもいただき、たくさんのお話を聞かせていただきました☆★

ごちそうさまでした( ^^) _旦~~

 

こちらのふれ愛茶屋は、3年前から始まりました。

 

もともと鈍川地区にJAの支店があったのですが、閉鎖してしまい、また人口減少・高齢化が進む中で、熱意のある15人の住民がこれからどうやって地域を守っていくべきかと話合いを始めました。

そして、2年間の協議を重ねていく中で、地域の人たちの交流の場が欲しいという意見が出てきました。

地域住民が集まれる憩いの場・地域外の人と交流できる場や、地元の農産物を売ることができて、買ってもらえる場所を造ろうということで、JAの跡地を利用して、【ふれ愛茶屋】を計画。

市やJAの協力・支援を得て、平成21年10月にオープンしました!

週3回(火・木・土)、ふれ愛茶屋で日用品や物産・農産物を売り、軽食喫茶コーナーでお話ができます。

今では、自主運営で続けておられます!

 

 外観はこんな感じ♪

中の様子が見えて、入りやすいです=^_^=

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お店のなかの雰囲気☆

よもぎうどん、しいたけクッキー、いなか寿司など、鈍川特有のものがあったり、農産物や日用品もあります!

手作りのおはぎは人気みたいです★

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その隣に軽食喫茶ができるスペースもあります★

地元の方々はおしゃべりをされていました(^◇^)(^○^)

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机は小学校で使っていたものを利用し、椅子は丸太になっています!

 

 

15名のスタッフとボランティアの方々は、和気あいあいと運営しておられるご様子でした(^◇^)v

「年寄りがやらないかん!」

と責任感を持って、地域をよくし、守っていくという思いが伝わってきました!

 

もともとは地元の人のことを考えて造ったものではありますが、地域外の人も利用してくださり、地域も明るくなってきたようです☆

その中で、さらに、地元の人にもっと活用していって欲しいそうです!

 

話を聞かせていただき、私が一番感じたことは地域の人が気軽に顔を合わせたり、話をする場の必要性でした。

そのような場所は、八百屋さんや商店街、公園など地域によって様々だと思います。

ここでは、その役割をふれ愛茶屋が担っているのです。

 

現代では、便利になったことで、地域外にも気軽に行ける傍ら、近所の方と顔を合わす時間・場所があまりないように思います。

 先日、私は散歩がしたくなり、家の周辺をブラブラしたのですが、そのときに知り合いに会うことはほぼありませんでした。

私がアパート暮らしということも理由にあるかもしれませんが、なんとなく、また散歩しようか!という気になりませんでした。

ちょっと外に出たときに知り合いに会う場があったらいいなぁとなんとなく感じました。

 

私の場合は、健康で、携帯電話も使いこなせるため、近所に知り合いが少ないことが大きな心配や不安につながりにくいです。

しかし、お年寄りで、一人暮らしの方、さらに田舎に住む方にとっては、不安ではないかと感じました。

そんなときに、ふれ愛茶屋のような地域の人が交わる場があれば、ちょっと外に出ようか、話でもしたいなぁと思うきっかけにもなるのではないでしょうか。

 

普段はそういった場所がなくても問題ないかもしれません。

しかし、「もし」ということがあったときに、どういったことになるのか。

ふれ愛茶屋では、地域の人同士が顔を合わせることで、その「もし」という事態を未然に防いだり、早めに気付くことができると見据えていました。それは、地域に長く住んでいる人だからこそ分かることだと思います。

地域の人同士が顔を合わせたり、話をする場は意識的に残していく、もしくは、作っていくことが大事だと教えていただきました!

 

 

それにしてもふれ愛茶屋の方々は元気でした(^◇^)/☆★

地元の人を大切に思い、地元で幸せに過ごす【ふれ愛茶屋】の方々は、言葉で表せない良さを感じました(*^_^*)

 

それではこのへんで・・・調査隊退陣―!!!!(-_-)/~~~

次回も、お楽しみにッ☆★

ゲンジボタルを見に行こう☆

皆さん、こんにちは☆研究員の川渕です(^^)/

皆さんにお知らせです!

6月9日(土)・10日(日)に県天然記念物「矢落川のゲンジボタル発生地」である大洲市柳沢、田処地区にて「第40回柳沢ほたるまつり」が開催されます。毎年開催されているこのまつりは、柳沢げんじぼたる保存会が長年、餌のカワニナを放流し激減していたホタルを保存していく活動の中から始まりました。

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まつりでは、軽食バザーやちびっこお菓子まき、藤縄神楽などのイベントがあります。ここでちょっと”藤縄神楽”について触れてみます。

【起源】始まりは不詳ですが、現存する古文書「御神楽式」によると、矢落川上流に位置する神社の神職によって奉納していた神楽が民間人による伝承へと移行したものです。元の大洲藩領のうち旧喜多郡地域を中心に広く分布する鎮縄(しめ)神楽の一形態とみられています。(藤縄神楽保存会事務局発行のチラシより)

【特色】藤縄神楽には、『太鼓の名人であった藤縄三嶋神社主長岡真鈴が道後温泉の湯が出なくなった時に呼ばれ、湯の出るようにと祈って神楽を奉納し、太鼓を「ドンドン、デルデル」と打つと湯が湧き出て人々を驚かした』などの言い伝えがあります。太鼓は舞にあわせながら打つのが、熟練の技と言われています。また、舞は全て歩数・歩幅が定まり、素朴な中にも厳粛なものや勇壮かつ激しいものなどがあります。(藤縄神楽保存会事務局発行チラシより)

特色の中にある”神楽を奉納したことで道後温泉の湯が湧き出た”という部分!!スゴイですね☆そういうストーリーを知ったうえで見ると、また違ったように見えますね☆

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私個人のおススメは、河原で行う”魚のつかみどり”ですね(*^^)vお子様が対象のようですが、無我夢中で捕まえようとする光景は何とも言えません☆遠くからでも子供たちの声が山々中に響き渡っています\(^o^)/ちなみに着替えは必需品ですvv

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また、同会にはボランティアガイド(19名)もおり、案内やお茶の接待を受けることができますよ!

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先日、大洲市へ行った際に地元の方々が着々と準備を進めておられました☆地元の皆さんの顔が何ともイキイキしているのがとても印象的でしたね(*^^)v地元の方々が本当に楽しんでるイベントは、その地域を元気にするとともに、地域の活性化に繋がるのだということを改めて感じました☆

まつりの詳細についてはコチラをご覧ください!

【こどもの絆プロジェクト】について

こんにちは!

臨時研究員の徳永です!(^^)!

 

先日、【こどもの絆プロジェクト~未来への絆~ 代表 青野信久】さんがお越しくださいました(@^^)/~~~

青野さんは、愛媛県公民館連合会館の主事部会長です!

実は、青野さんは去年の当センターが毎年実施している「地域つくり人養成講座」の受講生でもあります。

  

青野さん

青野さんは、こどもの絆プロジェクトの活動をまとめた冊子を片手に、胸にしみる話をたくさんしてくださいました(>_<)

 今日は、青野さんの活動とその様子をまとめた冊子をご紹介したいと思います!

※こどもの絆プロジェクトとは、”福島の子ども達の為に活動している「ふくしまキッズ」という団体と提携し、福島第一原発事故の影響で、野外での活動を制限された福島県内の小学生を、平成23年12月25日~平成24年1月6日までの12泊13日の日程で愛媛に呼び、地元の子ども達と共に様々な体験活動を行い、リフレッシュしてもらうというものです。”

この活動を行うことになったキッカケはたまたま入った居酒屋で店員さんから聞いた一言でした。

 

そのことばは・・・

 

「福島の子どもたちが、愛媛に来れば、何も気にせずに遊べるのに・・・」

それを聞いた青野さんが、「何かできないか」と思い、県内の公民館主事の間で話したことが、このプロジェクトの始まりでした。

 

そんな日常の中にあったキッカケを、気持ち絶やすことなく行動し続けてきた青野さんに驚きを感じ、質問してみました。

「そのキッカケから、プロジェクトが始まるまでにどんなことがあったんですか?」と・・・

すると青野さんは、進めていく中で出会った人たちのことをお話くださいました。

「福島の子どもたちを愛媛に連れてきて、様々な体験活動や食事をすることには、まず大きなお金がいる。しかし、それをするだけのお金がありませんでした。

そのような中で、お金がないのであれば、自分たちで集めると言ってくださった方々がいました。本当に大切なことは何かを考えるべきで、そのことにお金を使ってほしいと言ってくれたんです。

また、普段仲の良い人たちも、ご自身に余裕があるわけではないはずなのに、寄付をしてくださったりと、プロジェクトに賛同してくださる方たちが、自らすすんで寄付を募ってくれました。」

青野さんは、関わってくださった方、寄付をしてくださった方の思いに触れていくことによって、前へ進むことができ、そのことにより、いままで出会っていなかった様々な方とも出会い始め、色々な人がつながっていったことも実感したそうです。

 

そうして、多くの人たちからいただいた大事な寄付金と、県からいただいた補助金によって、このプロジェクトを行うことができたのです。

 

実際のプログラムですが、初日の12月25日から、3日間は新居浜市で、地元の子どもたちとスタッフ・ボランティアと過ごしました。

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12月26日の「最初の外遊び」は、印象深かった子どもが多かったそうです。

普段、福島に住んでいると外で遊ぶ時間は短い。

愛媛では普通に何時間でも外でめいっぱい遊べるけれど、福島では難しい。

愛媛に来てめいっぱい遊ぶことができた子どもたちにとって、本当に有難かったようです。

子どもたちの喜ぶ様子を見た青野さんは、その当たり前のことができないという福島の実情に改めて被害の大きさを実感したそうです。

 

次に、今治へと移動。

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福島に住んでいる方たちにとっては、

「動く」⇒「お腹がすく」⇒「食べる」

という、普通のことができにくいのです。

そんな子どもたちに青野さんは「子どもたちの体重を3kg増やして、福島に帰ってもらおう」と考えていたそうです!

写真でもすごくご飯を嬉しそうに食べているのが見受けられます。

その結果、冊子にもあるように、5kg増えた子もいるとか!

福島では、安心してご飯が食べられず、少しやせ過ぎていた子もいたようなので、親にも喜んでもらえたようです!

 

そして、1月4日からは大洲へ。

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プロジェクトをすすめていくなかで、青野さんが気を付けていたことは、

”とにかく楽しんで帰ってもらうこと” と “目を離さずに、寄り添ってあげること” 。

あるとき、小学校5年生の女の子が「海に行きたい」と言ったそうです。

青野さんは、最初は海には連れて行かないほうがいいかなと考えていたのですが、女の子の気持ちを尊重して、空いた時間に海に連れて行ってあげたそうです。

すると、真冬にも関わらず女の子は海に足をつけ、気持ち良さそうにしていました。

その時の様子がコチラ。

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その写真がこの冊子の表紙と裏表紙をかざっています。

私たちにとっては、他愛もないことではありますが、それができるということが実は幸せなのだなぁと思わされました。

 

最後にスタッフの言葉や、新聞記事、福島からの手紙を載せます。

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青野さんはこのプロジェクトを終えて、福島の子どもたちを愛媛の3つの地域に連れて行き、そこで様々な体験をしてもらって、本当に喜んでもらえたと感じました。

そして、子ども同士の絆が生まれました!

福島の子どもも、また来年も愛媛に来たいと言っている子がいるそうです。

またそれだけでなく、そこに住む地元の人々や、関わったスタッフ・ボランティアの方にも変化がありました。

多くの人が関わり、そこにみんなの思いが集まったことで、様々なところで絆が生まれたのです。

地元の美味しいものを食べさせたいと頑張った地元住民の方々同士の絆。

寄付金を渡してくださった方々との絆も実感したそうです。

ここには書ききれないほどの絆がたくさん広がり、強まったことだと思います。

この絆が、これからも続き、さらにもっと広がっていったらいいな、とおっしゃっていました。

 

私たちセンターがいま”地域づくり”をやっているなかで、

本当に大切にしていきたいことを聞かせていただきました!

 

また、次回のこのプロジェクトは夏にされるそうです!

これからもお話を聞いていきたいです(*^_^*)

本当にステキなお話をありがとうございました(@^^)/~~~

 

※こちらの冊子を欲しい方がいらっしゃいましたら、青野さんににご連絡ください。

    携帯電話:090-1174-8252

    メールアドレス:kodomonokizuna@ezweb.ne.jp

近代化遺産ニュースvol.10~山谷運送~

コンニチハ(^◇^)

臨時研究員の徳永です!

 

何やら 『現場』 に行くとセンターでささやかれていました・・・。

いったいなんのことだろうと思い、じっくり耳をダンボにしていると、どうやら、土岐研究員がどこかへ行くらしい!

なにか面白そうな雰囲気も漂っている!

これは、特別な経験ができそうだと思い、こっそりと土岐研究員を尾行しました。

 

いったい、どこにいくのだろう??

この辺りは、松山市三津浜の水産市場の近くですねぇ・・・。

あ、土岐研究員が止まった!・・・何やら建物の前で数人と話をしている・・・うん!?岡崎主任調査員もいる!

建物には『山谷運送部』の文字が!

 

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そうです!

「近代化遺産調査」で、実測調査をする日だったのです。

実測調査をするのは「山谷運送部」事務所建物(現、㈱山谷)。

大正13年建築で、向かいにある石崎汽船本社(国登録文化財)と同時期に建てられたそうです。

 

山谷運送は、明治28年に山谷市松氏が、セメントおよび関連製品卸、船舶運送業を営む会社を創業。大正12年の築港に伴い、新港近くのこの場所に事務所を建築。

今でも現役企業であるというのが素晴らしいです!

建物は一見、鉄筋コンクリート造りですが、実は、伝統的な木造建築を外壁が囲んだ疑似洋風建築なのです。

※疑似洋風建築とは、幕末の開港以降、外国人居留地などの洋風建築に刺激を受けた大工棟梁が、在来の技術を応用し、創意工夫して洋風らしく装った建築です。

「山谷運送」が建築された頃は、建築近代化の歴史において過渡期であり、大工棟梁や左官職人は新しい建築手法に積極的に取り組んでいたと思います。

まさに「山谷運送」は産業の歴史でもあり、建物の建築方法も近代化を物語る生き証人なのです。

 

それでは、実測調査スタート!

色んな寸法を測って、測って・・・。

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一級建築士の花岡さん始め、4名のプロの方によって、地道な実測調査をしていただきました!

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こちらの屋根に登っているのは、主任調査員の岡崎さんです!

体を張って調査をしていましたヽ(^。^)ノ

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ちょっと、岡崎さんを撮り過ぎてしまいましたかね・・・(#^.^#)

 

そして、私はというと、

ついてきたからには、なにかしたいと思い、岡崎さんについていくと・・・

人生初!屋根裏に登らせてもらいました!(^^)!

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降りたらこんなかんじ・・・

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屋根裏ってほんとうに汚いんですね!笑

でも、予想よりは汚くなかったです(*^_^*)b

スリリングな経験をさせてもらいました♪

 

もう少し、岡崎さんのことを突っ込むと・・・、

岡崎さんの視点が面白いんです!!

例えば、これは壁の写真なのですが、

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欄間(らんま)を本来なら横に使用するものを、縦に利用しているものらしい!

まったく気づきませんでした(>_<)

そして、この昭和な感じがいいよね、と天井を指さしたり。

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この写真はちょっと分かりにくいですが、ふすまの古びた取っ手。

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これを見ながら、教えてくださいました。

ふすまは中身に反故紙を使っているため、当時の資料となるものが出てきやすいそう!

いやぁ~面白いですね((^o^)(_o_)♪

 

そして、こちらにも面白い人が♪♪♪

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「ど~も~!研究員の土岐です~!!」

 

 

大正の建物を見たり、屋根裏に登ったりと、私には未知の世界で、とても刺激的で面白かったですヽ(^。^)ノ

山谷運送が建築された頃、疑似洋風建築は、洋風技術の習熟度において必ずしも十分ではなかったですがそれに関わった職人が、従来の工法に西洋建築を取りいれた近代建築技術の発展に大きく貢献したことを感じました!

 

帰りに、【山谷運送】の社長オススメのお好み焼き屋さんで、三津浜焼きをいただいて、帰りました(^人^)☆

また、土岐研究員の尾行しよ~っと(@^^)/~~~