こんにちは!臨時研究員の徳永です(*^_^*)
今日は、生活の知恵を照らしている光景を紹介したいと思います~!
こちらは、愛媛県西予市宇和の田んぼ。
以前では、「わらぐろ」がたくさん立ち並んでいました。
しかし、今となっては昔のこと。
現在あるこの景色は、『宇和わらぐろの会』の方々が残したいという思いがあって、見ることができるのです!
「わらぐろ」とは、先人たちの”生活の知恵”の結晶です!(-ω-)
収穫して干した乾燥ワラを、後日使うために、場所をとらないようにこのような形にして貯蔵しています。
家のような形にすることで、屋根の部分以外は雨にぬれることもありません。
そして、のちに、畳や壁などの家屋や、草履やほうきなどの生活用品に変身します<(`^´)>
いまでは、こういった藁(ワラ)の利用はあまりしないため、「わらぐろ」も作ることはほとんど無くなっています。
しかし、冬の風物詩として、地域にあった景色を絶やしたくないという思いから、『宇和わらぐろの会』の方々が、こうしてライトアップをすることで、残しています。
見に来た人々は、わらぐろを見ながら、「昔の人はどんな生活をしていたんだろうねぇ~」と、ちょっとした学びを得ていました。
また、綺麗に照らされたわらぐろを見に、カメラマンもやってきていました。
(右端のカメラマンは、なにも知らない私に丁寧に説明をしてくれた岡崎主任調査員☆(笑))
時間を刻むにつれて、空の色が変わり、わらぐろの表情も変わってくるのです( ^^)
なかなか見ることができない景色を前に、私は少しウットリ・・・(*^_^*)
年明けすぐの寒い日にも関わらず、2時間いましたね(^O^)
岡崎主任調査員が、寒さに耐えきれなくなり、「そろそろ行かんか?」と言われ、やっとこさ帰りました。(笑)
ライトアップをしている時期は、今シーズンはもう終わりましたので、次回のライトアップをお楽しみください。
わらぐろに魅了されたカメラマンも多いということで、4月8日に「第10回わらぐろ写真展in西山田土居家」も開催されます!
募集案内は、日程が近くなるとHP「宇和わらぐろの会」にアップされますので、そちらをご覧ください♪
また、わらぐろを残すために、こうした取り組みの他に、クラフトも作っています☆
宇和わらぐろの会の会長さんを始め地元の方々が、手作りで藁のクラフトを作っていました!
細かい作業で、かなり難しそうでした~~~(@_@;)
今日は、「藁」という一つのものにしか焦点をあてていませんが、そこからたくさんの広がりが見えました(^^)
生活の知恵とは、一つのものからたくさんの使い道を見出すことを言うのかもしれませんね♪
さいごに、この日見られなかった「わらぐろ」の奥ゆかしい顔を、プレゼントっ★