こんにちは!近代化遺産担当 研究員の鈴木です。
5月6日に 瀬戸内しまのわ2014 Discoverしまなみ!
瀬戸内海の小島の歴史文化遺産~近代化遺産を巡る旅~ に参加してきましたので
おしらせします。
この日はしまなみ近代化遺産ツアー(しまなみ海道編)です。
それではバスに乗り込み出発です! バスの中では早速、ガイドの岡崎直司さんのお話です。
なんと、岡崎さんが手にしているのは、当センターで発売している「えひめの近代化遺産」ではありませんか!!
800円で、書店では販売しておらず、センターに問い合わせしなければ買えない1冊!
ご希望の方は、センターにお問い合わせを!!
というのはさておきツアーに戻りましょう。
まずは、「タンボ」の見学です。タンボと言っても野井戸のことです。
小さなため池では水が足りないので、野井戸を掘って地下水をくみ上げたとのこと。
この地域ではこの野井戸を〝タンボ″と言うのです。面白いですね。
次は、井口の樋の輪です。
この堤防の内側は昔、塩田だったそうです。
この「樋の輪」は、風波や浮遊物の接触から樋門の損傷を防ぐために築かれたものです。
コンクリート擁壁に覆われたところに石積みのものが残っています。
今では、登録有形文化財になっています。
そして、伯方塩業㈱大三島工場にある「流下式枝条架塩田」です。
これは、大山祇神社の国宝館です。
みなさん知っていましたか。大正15年に建築されたこの建物は、
小屋組み以外は鉄筋コンクリート構造なんです。
設計者である角南隆は、明治神宮をはじめ多くの神社造営に関わった人です。
最後に大島石採石場に行きました。
現地ガイドさんいわく「グランドキャニオンのようだ。」とのこと。
そのとおり足がすくむような景色でした。
ここでは、しまのわイベントの1つとして「大島石文化体験ツアー」を行っているそうです。
このようなアートキャニオン(巨大石切り場)見学だけでなく、大島石石割体験もできるとのこと。
カレイ山展望公園からの景色は絶景です。
瀬戸内のしまなみはもちろん、天気が良ければ、新居浜、西条が見え、法皇山脈が望めます。
まだまだ、ツアーの中身は紹介しきれませんが、やはり近代化遺産は実際に見に行くのが一番です。
このツアーとは、少し内容は異なりますが、9月13日~14日にも1泊2日しまなみ海道・秋季編として
行なわれますのでみなさんもぜひ参加してください。
申込方法等詳細は冒頭に出てきたパンフレットに記載されています。
今後も近代化遺産の情報をお知らせしていきたいと思います。おたのしみに!