研究員ブログ

地域づくり人養成講座(第3回)

8月20日(水)に地域づくり人養成講座が今治市で開催されました。今回の養成講座で受講生のみなさんが学習するテーマは「食育」。今治市における食育の取り組みは全国的に見てもたいへんな先進地なのです。

今年度の受講生の方には、学校給食に係る方もおられたりするなど、「食」に関係する方がおられたこともあり、講座コーディネーターの清水研究員の発案により今回のテーマ「食育」が実現しました。

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この日、現地の専門講師としてお招きしたのは今治市企画課政策研究室長の安井孝さん。食育や地産地消に関しては県内外を問わず、たいへん有名な方です。

安井さんからは、今治市の食育に関する取組を簡単に説明していただいたのち、安井さんの「食育に対する思い」をみっちりと聞かせていただきました。個人的にはマクドナルドの話が一番おもしろかったのと、いかに「知識・認識から行動へうつす人を増やしていくのか」ということの大切さと困難さについて、たいへん共感ができました。

安井さんのお話ののちに、昼食では「家族のテーブル ティア」というお店で、地場産有機農産物を使ったバイキング料理を受講生みんなで食べました。

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午後からは、学校給食における地産地消の取り組みと今治市の食育の取り組みと課題について、現地サポーターとして、JA今治立花知久有機農業研究会の阿部さんと、JA今治立花生産課長補佐の神野さん、今治市農林振興課地産地消推進室の渡辺さんから課題提供をしていただき、2班にわかれてグループワークを行いました。

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今回のグループワークでは、それぞれのグループにテーマが設定されており、そのテーマにそって議論を行いました。お祭りマンボー班に与えられたテーマは、「学校給食における食育(地産地消)の進め方」について、元気ん♥班に与えられたテーマは「社会に色幾を広く進めていくための方策」について、それぞれ話し合いを行いました。

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今回のグループワークは2回目ということもあり、1回目にくらべて各段にスムーズに進行していたように思いますし、発表に対しての講評で、安井さんから「よくまとまっているが、枠にとわれているようで、奇抜さにやや欠ける。もっと独創的なものを期待していた(笑)」という温かいご指摘を受けながらも、2つの班の発表もなかなかのものだったように思います。次回も期待大です。

そして、グループワーク終了後のオフライン交流会では、今治の誇るB級グルメ「やきとり」に舌鼓をうちつつ、受講生同士の交流を図っていました。

さて、次回の地域づくり人養成講座は、9月12日(金)に「観光・交流」をテーマに大洲市で開催いたします。受講生のみなさん、がんばりましょう。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)