研究員ブログ

愛媛成年ラグビー奮戦記

先般、谷本研究員が「研究員の休日」を紹介しましたが、もっぱら私の日曜日は、後輩たちとラグビーを楽しんでいます。

高校から始めたラグビーは、私をとりこにしたのか大学、社会人と35歳まで現役を務め、その間、母校(高校)のコーチにも歴任させていただきました。「あなたのライフスタイルは?」と訪ねられると「ラグビー漬けの毎日です」と答えれるぐらいはまり込んでいました。毎日仕事が終わると双海から松山に通い、高校生を指導し、その後、自分の練習をするというような生活パターンで、土日は高校生の練習又は県外への練習試合に帯同するなど、ほとんどラグビー三昧の毎日でした。

首の骨を圧迫骨折して以来、「ラグビーは見るもの」と言い聞かせ、テレビでの試合観戦をしていましたが、今年4月から 先輩である県ラグビー協会理事から愛媛成年ラグビーチームのアドバイザーへの就任を頼まれ、日曜日はせっせとグラウンドに顔を出しています。

愛媛成年ラグビーチームは、県内にはラグビー部を持つ企業チームがないため、高校・大学でラグビーを経験した寄せ集めメンバーで、19歳から45歳までの約30人で構成されています。(私より5歳上の先輩が現役で頑張っているのには脱帽です。)職種も専門学校へ通う学生や農業従事者、会社員、自営業を営んでいるものなど様々で、全員が集まって練習できることはほとんどありません。しかし、こんなチームですが、国体へは11年連続出場中で、今年も秋田国体出場を目指し、練習に励んでいます。

私も国体へは高校で1回(鳥取)、成年(社会人)で4回(石川、山形、愛知、広島)出場させていただきました。特に思い出深いのは広島国体で、全国で5位になり、高校生(3位)も頑張ったおかげでラグビー種目天皇杯総合優勝を成しえました。特に成年チームは、 全国社会人大会にも出場していた三菱自工京都を破っての5位ですから我がことながら大したものだと思います。当時の愛媛新聞にも「タックルにいくのも、怖い相手もいたのに・・・」と健闘を称えて頂いたのを覚えています。

7月15日は来年度国体が開催される大分へ(vs東芝大分)、7月22日は愛媛総合運動公園球技場で善通寺自衛隊と練習試合を行いました。8月25・26日に行われる国体四国予選のための強化として実施しました。

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東芝大分との練習試合(愛媛ブルー)

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善通寺自衛隊との練習試合

大分県では来年度国体が地元で開催されるということで、競技団体の強化や開催市町村での準備が進められているそうです。我々が訪れた15日は、ラグビーが開催される竹田市職員も観戦され、県ラグビー協会の方々と打ち合わせを行ったようです。

「スポーツでは地域づくりはできない」と言われた方が身近にいますが、近年はスポーツを通じたまちおこしが全国各地で行われています。愛媛県でも2017年に国体の開催が決まっており、開催地の選定や選手の育成・強化が進められています。10年後の愛媛国体は、スポーツの祭典だけで終わらせるのではなく、新たな地域づくりへの一歩を踏み出すチャンスだと思います。そのためにも、是非、国体四国予選を突破し、秋田国体へ行き、国体がもたらす地域づくりについて学んできたいと思う今日この頃です。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)