研究員ブログ

研究員の休日

5月26日(土)、まちづくり活動部門の松本、坂本、谷本の各研究員、企画研究部門の渡邊研究員の4名で、伊予市双海町にある若松進一さんの別荘「人間牧場」を訪問しました。

この日、「人間牧場」では、「双海町少年少女おもしろ教室(事務局:伊予市教育委員会社会教育課双海分室)」と呼ばれる公民館を中心とした地域づくり事業が行われており、研究員4名もお手伝いということで参加しました。

この「少年少女おもしろ教室(以下、おもしろ教室)」は、伊予市双海町の小学生を対象に、学校間、異年齢の年間の体験学習(農作業、漁業体験、野外活動など)を通して、3F(ふるさとを知り、ふるさとを誇り、ふるさとを語れる)の子どもたちの育成を図ることを目的とした事業で、子どもたちに大変人気もあり、今年の教室は多数の応募が寄せられて抽選になったそうです。

さて、この日のおもしろ教室では「人間牧場で芋植え体験」ということで、人間牧場の下にある畑に「サツマイモ」を植える農業体験を行いました。昨年度もこの事業を行ったそうですが、イノシシの被害にあったということもあり、イノシシ除けの防御柵をあわせて設置する作業となりました。子どもたちは、ミミズなどの虫に驚きを見せつつも、スタッフの大人の人の指導をうけながら楽しそうに、元気に農作業をし、当センター研究員も、スタッフとして柵の杭打ちやら畑の耕しなど、子どもたちと一緒に汗を流して、子どもたちの元気をもらい、山と海の新鮮な空気を吸い込んでリフレッシュしたようです。

人間牧場から見る双海の海

人間牧場から見た双海町の風景

※ちょっとこの日は黄砂がひどかったです

人間牧場

人間牧場・・・うつっている人物は研究員です

※いわずとしれた若松進一さんの別荘

農作業の様子

農作業をしていい汗をかいた研究員約2名

※松本研究員は「まっちゃん」と呼ばれて、渡邊研究員は「おなべちゃん(なぜか『なべちゃん』ではなく『お』がついていました)」と呼ばれて、子どもたちに大人気でした。

さて、現在、学校現場、社会教育の現場では子どもたちの教育、いわゆる「青少年健全育成」においては「学社融合が欠かせない」と盛んに言われています。

学校だけでなく、家庭や地域と連携をしながら子どもたちを育てていくという「コミュニティーによる教育(地域教育力)」の醸成を図らなければ、いじめや防犯といった子どもたちの教育的諸課題を解決することはたいへん困難な状況、時代になってきており、学校と地域の連携の議論が避けては通れないようになっています。

その学校と地域をつなぐ役割を担うのが社会教育である「公民館」だということが以前から言われています。このおもしろ教室はそういう学社融合の典型的な一つの具体例と言えるかもしれません。

 

なお、若松進一さんのブログ(5月27日の記事)にもこの様子は紹介されています。

http://ameblo.jp/shin-1/day-20070527.html

 

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)