研究員ブログ

“旅行”

 北海道旅行の計画を立てていて、そういえば自分が長野県より北に行ったことがないということを改めて思いました。海外は中国とヨーロッパには行ったことがあるのですが、とにかく北海道へ行くのは今回が初めてです。
 学生の時に行った長野県では、3000mを超える北アルプスの山々の高さを目の当たりにして「高いなあ。こんな高い山は愛媛にはないなあ」と、バスからずっと山のテッペンを見上げていたら首が痛くなったことを思い出しました。
 中国では万里の長城に行った時に、それまでにこれほど長く壮大なスケールの建造物を見たことがなかったので「すごい!」と思って鳥肌が立ったことと「これっていったいどこまで続いているの」とア然としたのをハッキリと覚えています。
 ヨーロッパでは、フランスのルーブル美術館で『モナ・リザ』を見たのですが、ここは世界的にも有名な美術館で、他にも誰もがタイトルを見れば知っているという作品がいくつもあるのでお客さんは多かったのですが、人だかりになっていたのはモナ・リザの前だけでした。でも私にはそれよりもイギリスからパリを目指す列車から見たフランスの農地の広さの方が衝撃的でした。走っても走っても窓の向こうには見渡す限り畑が続いていて、それをただただボーっと眺めながら「私の周りの日本の農業とフランスの農業は別物だ」と思いました。
 北海道は、パンフレットで紹介されている〔日本最北の動物園〕や〔美しい田園風景〕や〔季節の花めぐり〕なども楽しみなのですが、それよりも以前に北海道の友人が「北海道はとにかく広いよ」と言っていたのが、ずっと頭に残って気になっていたので、今回は丁度いい機会なのでその広さも確認してきます。北海道では何を見つけ、どんな驚きがあるのかとても楽しみです。
(企画研究部門 研究員 河野茂樹)