愛媛県では平成25年度に県内の2,967か所の過疎集落を対象に行った集落実態調査の結果を踏まえ、平成26年度から市町と連携して地域づくり協働体(複数の集落で地域運営する組織)の構築をサポートしてきました。この支援に加えて、昨年度からは2か年事業で人口の安定化を目指し手の届く数値目標を掲げたうえで、その達成に向けて住民主体で活動する地域づくり協働体をモデル地区に指定し、目標設定からその目標を達成するための計画づくり、及びその計画の実行までを支援しています。
本報告会では、モデル地区に指定した伊予市三秋地区、松野町蕨生・奥野川地区、愛南町緑地域の住民代表に2年間の活動報告をしていただきます。また、モデル地区の人口目標の設定に係る分析・シミュレーションをお願いした「田園回帰1%戦略」を提唱する藤山浩氏に、人口診断や定住目標設定、そして各分野の活動を踏まえた上で持続可能な地域社会を「定住」と「循環」を軸につくっていく具体的な戦略について、国内外の事例を交えて、ご提案していただきます。さらに、お集まりの皆様と持続可能な地域運営について、モデル地区住民代表とともにパネルディスカッションを行います。
人口減少や持続可能な地域運営に関心の深い皆さんのご参加をお待ちしています。
集落活性化モデル構築事業 田園回帰1%戦略成果報告会
第2部: 基調講演
14:50~15:40 「定住と循環実現に向けた地元の進化戦略」
講師:(一社)持続可能な地域社会総合研究所 所長 藤山浩氏
第3部: シンポジウム
15:50~17:00 パネルディスカッション
コーディネーター: 愛媛大学社会共創学部 特任講師 笠松浩樹氏
コメンテーター: (一社)持続可能な地域社会総合研究所 所長 藤山浩氏
パネラー: 各地区代表者
第4部:情報交換・意見交換会
17:30~19:30
聴講者と講師が意見交換するとともに、3つのモデル地区住民の相互交流を行います。参加費4,000円/人は当日会場にて集金いたします。