松山市議会市民福祉委員会が開かれ、市が、9月定例議会に上程した公共の場所での喫煙を規制する歩きたばこ等防止条例案を審議し、全会一致で原案可決したそうです。本会議で可決される見通しで、早ければ12月1日より施行されるとのことです。
誰もが住みやすい都市を目指す上では、喫煙者である私も賛成です。しかし、以前、東京に出張した際、ビル内禁煙、路上禁煙で、喫煙者は、近所の喫煙用エリアまで行かなければならないということがありました。そのような場所が、地元以外の人にも分かるようになっていれば良いのですが、そうなっていないような気がします。今、松山市は、観光に力を入れています。観光客などに分かりやすい喫煙所の設置が必要と思います。
(企画研究部門 研究員 近藤誠護)
歴史学の基本は史料批判です。歴史学の史料においては「いつ」「どこで」「だれが」を明確にすることが最も重要で、そのために歴史史料の信ぴょう性を徹底的に検証します。これは裁判の証拠調べに良く似ており、いつ、誰が、どこで、何の為に作ったのか分からない文書が証拠に採用されたら裁判は成り立たない理屈と同じといえます。ですから、なるべく多くの史料を集め、いろいろな角度から検証していきます。
歴史史料を分類すると、大まかに以下の5つに分けられます。
第1次史料
事件発生当時、発生場所で当事者が作成したもの。(当事者の日記、手紙、
当時の新聞記事等)
第2次史料
事件から時間が経過した後に、当事者が作成したもの。(回想録等)
第3次史料
第1次史料、第2次史料を基に作成したもの。
史料価値があるのはここまで
第4次史料
作者、作成年代、作成場所が判明しないもの。
第5次史料
何の為に作られたか分からないもの。(史料価値は0とされる)
諸説入り乱れているような歴史問題を考察する上で、上記のことを覚えておくと参考になるのではないでしょうか。
(企画研究部門 研究員 向井浩司)
9月26日土曜日、宇和島市の伊達博物館創立35周年特別展「戦国武将伝」に行ってみました。大徳寺総見院の「木造織田信長坐像」や、伊達文化保存会の「豊臣秀吉画像」等、戦国時代に興味のある方には見ごたえのある展示で、臨時駐車場を用意する程盛況でした。
県外ナンバーの車も多く、高速道路、本四連絡橋の休日1,000円の効果でしょうか。
10月4日(日)迄ですので、興味のある方はお急ぎください。
チラシはこちらから。
[企画研究部門研究員 政木 輝彦]
初めての北海道へ行ってきました。週間天気予報では「期間中は、終日曇りで雨もある」との微妙な予報でしたが、そこは参加した人の日ごろの行いが良かったのか、雨は最終日の飛行場へ向かうバスの中だけという非常にラッキーな旅行でした。
今回の旅行で私が一番楽しみにしていたのは、以前にヨーロッパへ行った時にパリに向かう電車の窓から見た地平線を日本でもと思って北海道にしたこともあり、バスでの移動距離(3日目は観光しながらでも、515㎞走っていたそうです)や移動時間がいくら長くても辛抱していたのですが、結局地平線は見られませんでした。ガイドさんに聞くと地平線を見るのなら北海道東部の根室・釧路方面に行かないとムリと言われました。次は北海道東部に行きます。
それでも今回の旅行で発見もありました。その一つが信号機でした。ほとんどが上から赤・黄・青の順番で縦並びになっているのです。たまに横並びの信号機を見るとアレと思ったくらいでした。理由は雪が積もった時に横並びより縦並びの方が雪の重みがかからないということらしくて、北海道以外では青森県にも縦並び信号機があるということでした。
それともう一つが道路の標識です。バスで走っていると場所によって50mくらい間隔で路肩に4~5mくらいの高さから、赤・白・赤・白の矢印標識が下向きについているのです。結構頻繁に見かけるので質問したら、雪がたくさん積もった時に道路と路肩の区別がつかなくなる恐れのある場所では「ここまでが道路ですよ」という目印だそうです。そういえば私の住んでいるところでも、溝と道路の境目に黒・黄・黒・黄のポールが立っていて、台風の時など大雨で溝から水があふれて道路が冠水しても「ここまでが道路です」という目印になっています。やっぱり北海道は雪が多いのだと改めて思いました。私は、暑いのは結構辛抱できるのですが寒いのは苦手なので北海道に住むのはムリと思いました。
それと“五稜郭”へ行って展望タワーに上ったのですが、そこの展示物の説明文のハコダテという字が、今は“函館”と書きますが、説明文は“箱館”となっていたので、質問すると明治2年8月に箱館から函館に変わったということでした。
今回の旅行で、いろいろなことを感じ発見もしましたが一番は100㎞の距離感が愛媛県と北海道は違うということでした。愛媛県内を車で観光しても1日に500㎞は走りません。北海道は本当に広かったです。
(企画研究部門 研究員 河野茂樹)
夜風が涼しくなり、虫たちが奏でる音色が心地よく響きわたるようになりました。姿かたちは見えませんが、美しい鳴き声の中で耳を澄ませていると、多数の生命に囲まれて生活していることを実感させられます。
間もなく中秋の名月を迎えます。虫たちが創り出すハーモニーとまーるい月で静寂な秋の夜長を楽しみたいので、晴れますよーに!!
(企画研究部門 主任研究員 高市孝一)