今日の研究員ブログは「地域密着型ビジネス創出助成事業」のお知らせです。
以下は、財団法人えひめ産業振興財団の資料をもとに抜粋しています。
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財団法人えひめ産業振興財団では、愛媛県内で培われた製造技術や豊富な農林水産物、良質な自然資源など、地域に潜在する資源や地域のニーズを活かした「地域密着型ビジネス」を新たに開始しようとする個人や中小企業者の方に対し、初期的経費を助成する助成金制度を創設しています。
助成対象となるのは、法人を設立して地域に密着した事業に取り組もうとする個人又はグループか、地域に密着した事業に新たに取り組もうとする創業後5年未満の中小企業者です。
助成対象となる事業は次のとおり。
(1)県内で培われた製造技術や農林水産物、伝統工芸品等の特産物、文化財、自然の風景などの地域資源を活用したビジネス
(2)地域ニーズに対応したビジネス
助成対象経費としては、助成対象事業を適切に実施するために必要な経費であって、1年以内に発生し、支払いが完了する経費に限り、経費総額の2/3以内、1件につき上限300万円を助成します。ただし助成期間は1年間とします。
助成件数は、平成19年度は10件程度ですが、平成20年度以降も年間30件程度の募集を行う予定です。
気になる募集期間は次のとおり。
平成19年度
第1回:平成19年12月3日(月)~平成20年1月31日(木)
平成20年度
第1回:平成20年4月1日(火)~平成20年6月2日(月)
第2回:平成20年7月1日(火)~平成20年9月1日(月)
第3回:平成20年10月1日(水)~平成20年12月1日(月)
第4回:平成21年1月5日(月)~平成21年2月2日(月)
また、応募申込書や事業計画書の作成にあたっては、事前に財団法人えひめ産業振興財団の「地域密着型ビジネスコーティねーター」や財団職員による事前指導(無料)も受けることができます。
この地域密着型ビジネス創出助成事業ついては、詳しくは、財団法人えひめ産業振興財団まで。
(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)
11月30日(金)に、「地域ミニフォーラム」が、伊方町にあります「瀬戸アグリトピア」において開催されました。
※瀬戸アグリトピア(約50名ほどが宿泊できます)
※会場の瀬戸アグリトピアからは風車も見えます
この「地域ミニフォーラム」は、「えひめ地域づくり研究会議」が年に3回実施している事業で、毎回さまざまな地域づくりに関するテーマについて研究協議や研修、情報交換を行い、県内の地域づくり団体のネットワーク化を図ることがその目的になりまして、当センターも共催団体となっております。
ちなみに今年度の「地域ミニフォーラム」はすでに1回実施しておりまして、6月に宇和島市三間町されました「四国へんろ道文化」フォーラムをそれに該当します。
この日の「地域ミニフォーラム」では、合併によって生まれたあたらしい伊方町の地域づくり団体が、まだそれぞれの旧町(伊方町・瀬戸町・三崎町)の単位でしか交流や連携が図れていないことが課題としてあったために、新しい伊方町での地域づくり団体相互の連絡・連携、情報交換や交流を目的に開催されました。
※会場の様子
はじめに「地域資源を活かす観光」と題して、若松進一さん(えひめ地域づくり研究会議代表運営委員)が「貴重な講話」を行い、その後、伊方町の地域づくり団体のみなさんによる商品自慢大会が行われ、その後八幡浜地方局農政普及課の福井係長さんによる「まじめな講話」として、「安心と安全な商品販売を!」と題して、商品販売に関して必要な知識を学びました。
※じゃこカツ、最高です。
※道の駅にある「ちりめん丼」(1,000円)も旨し!
その後、ご苦労さんコーナーと銘打った「交流会」が行われ、佐田岬の食材と伊方杜氏の匠に舌鼓をうち、意見交換をしながら交流を深めていたようです。
参加した感想といたしましては、商品自慢大会で紹介された商品がたいへん種類が豊富で、どれもおいしいものばかりであったこと、そのたくさんのものがちゃんと商品化されていること、それに驚きを覚えました。町にある地域資源をうまく商品化して地域づくりにして活かしているということがよくわかります。
また、それをうまくコーディネートして販売促進や地域活性化につなげようとしている佐田岬ツーリズム協会の職員の方の努力やご労苦をうかがうことができたように思います。聞いたところによると、ツーリズム協会の職員さんは旅行代理店の資格も取得されたとか。なかなか難しい試験だそうですので、すごいなあと感動いたしました。やはり、これからの地域づくりはどう地域をコーディネートしていくかというコーディネート力が必要なのだなあと思った次第です。
なお、第3回目の「地域ミニフォーラム」は、平成20年2月頃に上島町での開催を予定しております。
(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)
国土交通省主催の「観光カリスマ塾」が11月15・16日に人間牧場(伊予市双海町)で開催され、ついに「夕日寄席」の初演が実現しました。
夕日寄席の初演は夕方ならぬ朝方に開演。
出演は、落伍家「夕日亭大根心」師匠。
松本宏大番頭の拍子木と口上に始まり、出囃子にのって、拍手と笑いの渦のなかを大根心師匠が登場。高知県馬路村産から運んだという150年生の魚梁瀬杉(やなせすぎ)の切り株の上に、座布団を敷いて話がスタート。
演目は「まちづくり小話」。夕日寄席の高座本である「夕やけ徒然草」から、第5話「ハーモニカが吹けた」、第10話「外からみないと中は見えない」、第 28話「四つの願望」を切り株から落伍もせずに次々と披露。師匠ならではのお惚けとユーモラスな話術で観客を煙に巻き、爆笑の中を”ひょっこりひょうたん 島”のテーマで飄々と退場。笑いとともに、師匠の体験を通した地域づくりが語られ、う~んとうなずく一幕もありました。
もうお分かりですね。「夕日亭大根心」とは、観光カリスマで夕日のまちづくりで有名な「若松進一」さんの芸名です。
今回は、”落語家”ならぬ” 落伍家” としての初舞台でした。この寄席は地域づくり人の養成プログラムです。
当センター主催の地域づくり人養成講座を通して、まちづくりや地域づくりに携わる人の養成に携わるうちに、講演や講義、ワークショップとも違う、楽しくてタメになる新しい養成スタイルはないかと考えるようになりました。
この夕日寄席は、 若松さんとずっと温めてきた地域づくり人養成プログラムです。全国広しといえど、まちづくり人自らが噺家となって体験談を小話化し実演する寄席なとどいう のは、なかなかできません。
高座の台本である「夕やけ徒然草」は、宮本武蔵の「五輪の書」にあやかり、今回の「地の書、水の書、風の書、火の書、空の書とシリーズで出版。さらに魚梁瀬杉の年輪にあやかって150話完結の予定です。
夕日寄席の木戸銭は500円。高座台本のお足ということになっています。これからの地域づくりは「笑いと経済」がポイントです。大根心師匠の出前寄席も、受け付けております。
お問い合わせは、人間牧場または当センター 松本宏大番頭までお願いします。 皆さん、夕日寄席にいらっしゃ~い!
(文責 まちづくり活動部門 研究員 清水和繁)
平成19年11月13日(火)、西予市中央公民館において第3回目の実行委員会を開催しました。
※会議の様子
第3回実行委員会では、愛媛大会の大会テーマを決定し、平成20年2月1日・2日に開催される茨城大会の派遣に関することのほか、その茨城大会で愛媛大会のPR方法について協議いたしました。
以下は決定事項です。
1.愛媛大会のテーマについて
愛媛大会の大会テーマを委員の投票により、「きなはいや伊予の国~広めよう地域づくりの輪~」に決定いたしました。
2.茨城大会での愛媛大会PRについて
茨城大会での愛媛大会PRについては、①PRリーフレットの作成、②大会参加者への愛媛県PR、③全体会の中でのPRの3つを大きな柱に行うことになりました。
3.茨城大会の実行委員会から派遣について
茨城大会の派遣に関することを協議し、前夜祭から参加を行い愛媛大会のPRを行うことになりました。
4.第3回の実行委員会の開催について
第4回の実行委員会の開催については、平成20年3月中旬で場所は西予市で開催する旨を事務局よりお伝えいたしました。
5.その他
えひめ地域づくり研究会議が主催する「年次フォーラム2008」に、愛媛大会実行委員会が同フォーラムを愛媛大会のプレ大会と位置づけて参加することとし、実行委員会が共催することが承認されました。
その他、同じ内容の記事を事務局日誌で掲載しています。
(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)
当センターが事務局を務めているえひめ地域づくり研究会議(以下「研究会議」)の発足の動機は、昭和62年に(財)愛媛県まちづくり総合センターが中心となって、県内の有志を募り「えひめ地域づくり活動者集会」を開催したことにさかのぼります。当時、全国的には「自治体学会」が結成されるなど、まちづくりの機運が盛り上がるなか、県内各地でも運動が興りつつありました。情報や人間のネットワークがまちづくり活動を支えるものであり、そのネットワークを組織するために研究会議が産声をあげたのです。
この研究会議は昨年20周年を迎えましたが、会員には多くの自治体職員がいます。現在の代表運営委員の3名も自治体職員として活躍されています(円満退職で自由人になっている方もいますが・・・)。県内には、自治体毎に職員研修が実施され、まちづくり等の研鑽を深めていますが、熱心な自治体職員は研究会議という組織に属し、地域づくりに関する「情報交換の場・情報公開の場・学習と研究の場」に参加されています。
研究会議では、多くの自治体職員(自治体職員だけに限りませんが・・・)に情報や人的ネットワークを築いてもらうために、年次フォーラムや地域ミニフォーラムを開催してきましたが、今回、伊予市職員労働組合とのタイアップにより、「いま求められている自治体職員とは~まちづくりの視点で語り合う~」というテーマの下、学習会を企画しました。
開催チラシは、コチラから
研究会議の代表運営委員3名が、まちづくりを中心に、今までの経験や県内外の事例から、これからの自治体職員のあり方について熱くトークバトルをされます。伊予市職員や研究会議以外の皆さんにも門戸を広げていますので、興味・関心のある方は、是非ご参加ください。
(文責 まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)