研究員ブログ

漢字

 新聞によると、文化審議会の漢字小委員会が開かれ、来年春に「改定常用漢字表」として答申するため「追加される漢字と削除される漢字」を選定しているようです。今回は、民法や刑法などで使用されている「錮」、「毀」など9字を追加候補とし、「諜」など4字を削除候補とした。  
 このなかで、愛媛県の「愛(え)」の訓読みも削除案として選定されている。県名では、大分県の「分(いた)」、神奈川県の「神(か)」などが対象となっている。答申が決定されれば、備考欄に「愛媛(えひめ)県」と注記されるようである。確かに手元にある2冊の漢和辞典を開くと「愛」=「え」という記載はなく、1冊に難読として「えひめ」と書かれている程度であった。時代とともに見直しは必要と思いますが、愛媛県に住む者としては、普通に漢和辞典に「愛」=「あい」=「え」と記載されればと思います。
(企画研究部門 研究員 近藤誠護)

嘘も百回言えば真実となる

かつて、ナチス・ドイツの宣伝大臣であったヨーゼフ・ゲッベルスの有名なセリフ(ヒトラー説など諸説有り)で「嘘も百回言えば真実となる」という言葉があります。これは、例え嘘であっても繰り返し言い続ける事により、誰もが真実と感じるようになるという意味です。

嘘の内容の規模が大きければ大きい程効果があるとされ、プロパガンダ(特定の思想、世論、意識、行動へ誘導する宣伝行為)の天才と称されたゲッベルスの大衆操作の手段として有効に使われていました。

現在も日本や世界各国で同じような事例がいくつも見受けられます。一人一人が真実を見分ける力を身に付ける必要があるのかも知れません。

 

      (企画研究部門 研究員 向井浩司)

地方空港

 先日、久しぶりに名古屋に行く機会があり、松山~名古屋(小牧)便を利用しました。
 小牧空港は、中部国際空港の開港後は、日本航空の子会社のJ-AIRが乗り入れているのみで、機体はビジネスジェットがベースのボンバルディアCRJ200で50人乗りです。需要に応じた機材ということでしょう。空港も県営空港となっていました。
 不況や競争激化の中、航空会社は生き残りをかけて合理化を進めており、その中で不採算路線は縮小、廃止の方向で見直されています。中には就航する航空会社のない空港も出てくるかも知れません。公共投資の見直しなどで地方空港そのものを取り巻く環境も厳しくなっています。地方空港も、今後大きな変化を迎えるのかもしれません。

 [企画研究部門研究員 政木輝彦]

「みやま清流米」オーナー制度(その5)

 先日9/20(日)、今年できたお米をいただきに野村町へ行ってきました。お世話になった宇都宮さんによると「今年は去年と比べて少し収穫量が少なかった」ということでしたが、お米は玄米になっていたので、帰って家の近くの無人精米機で精米しました。
 無人精米機といえば2~3年前に、私の実家から精米していないお米を持って帰ってきた時のことですが、実家ではお米はモミ殻付きの状態で保存し必要な時に近くの無人精米機でモミから精米しています。松山近辺にある精米機もメーカーが同じなので同じ機械だと思ってモミを持って行ったのですがこの辺の精米機は玄米からでないとできなくて、結局は内子の無人精米機(モミからの精米が可能)まで持って行ったことを思い出しました。
 精米の途中でお米に触ったらスーパーで売っている新米と全く違っていて、何というか触った時にお米が“キュッキュッという感じで、しっとりしている”のです。お米が「美味しいですよ」と言っているようでした。早速焚いて食べたのですがやっぱり美味しいさが違っていました。さすがは「みやま清流米」だと思いました。それと今回は田植えと稲刈りだけでしたが、少しだけお米作りに参加して汗をかいていることもあって、よけいに美味しかったのかもしれません。やっぱり自分が汗をかいて作ったものは最高です。
 帰りに宇都宮さんのところで収穫した、栗・里芋・お芋・見たことがないほど太いキュウリ等をいただき帰って食べたのですがとても美味しかったです。特に里芋の美味しさにはビックリしました。こんなに美味しい里芋は、今までに食べたことがありませんでした。
 「みやま清流米」オーナー制度は来年もあるそうなので、「来年も参加します」と予約をしました。今年初めてオーナー制度に参加したので、これをキッカケに野村・城川町方面へ遊びに行って奥伊予を堪能しようと思ったのですが思ったほど行けなかったので、来年はせめて月一回くらいは行きたいと思っています。
(企画研究部門 研究員 河野茂樹)

時 間

 「時間がない」。誰しもそのように言ったり、思ったりした経験があるはずだ。
 しかし、ほとんどの場合、本当に不足しているものが時間ではないことも誰しが充分に理解している。目の前に無限の時間が横たわっていたとしても、問題が解決しないことの方が多いのではないか。むしろ、期限が到達することで解決し、ホッと胸をなでおろした経験がありありと思い出される。

 さて、今日もデスク周りの整理整頓ができそうにない。時間がないせいだ。しかし、今後しばらく、期限も到達しそうにない。明日こそは・・・・。

(企画研究部門 主任研究員 高市孝一)