研究員ブログ

熟田津祭に行ってきました

去る11月22日(土)、23日(日)の両日にかけて行われている松山大学の大学祭「熟田津祭(にぎたつさい)」に行ってきました。

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いわゆる「学祭」と呼ばれる催し物を見るのは、大学卒業以来なかったことでしたので、自分の大学生時代の学祭と比較しながら、楽しく拝見いたしました。

訪問してはじめて知ったのですが、いまの大学祭では酒類の販売は禁止されているようです(熟田津祭だけかもしれませんが)。そのこともあって、秋風にさわやかな大学祭だったように思います。

それで、今回の「熟田津祭」を見学した主たる目的は、実はこれです↓

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これは「Sea 遊 Sunド」とよばれる宇和島市遊子地区にある遊子漁協女性部さんがつくった「オリジナルサンドイッチ」で、この日は南予地方局のみなさんの音頭で鬼北町のキジ製品などの物販コーナーを大学祭の中にブースとして設置して販売されていました。

ちょうどこの日は愛媛県民文化会館(ひめぎんホール)では産業文化まつりも開催され、そこでも物販コーナーが設置されていましたので、きっと物販隊の方はかなりご多忙だっただろうなあと勝手に心配いたしました次第です。

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さて、このサンドイッチは、ソース味とトマトソース味の2つがあり(どちらも1個250円)、中の具材については、極力遊子地区でとれたもの(「鯛」や「ひじき」など)を利用しており、まさしく「地産地消」を目指した新しい「ご当地バーガー」です。

以前、この研究員ブログで宇和島の遊子地区で開発された「鯛バーガー」をご紹介いたしました。この鯛バーガーについては、期間限定でしかも遊子地区限定で販売されていました(今は販売されていません)。

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鯛バーガーは愛媛女子短期大学の協力を得て制作しましたが、今度は地元のおかあちゃんたちが自分たちで考案してみようということで、遊子漁協の女性部のみなさんが試行錯誤の末に自主開発したものです。

遊子漁協女性部の山内部長さんにお聞きしますと、来年1月に伊予鉄高島屋さんで開催される「南予フェア」をはじめとする、県内各地で開催される各種イベントにどんどん出店されるそうですので、お楽しみに。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)

第26回地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会 全体会

前回の研究員ブログに引き続きまして、愛媛大会の続報です。

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11月14日(金)、いよいよ第26回地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会が幕をあけました。
全体会場となる南予文化会館(なんよぶんかかいかん:宇和島市)には朝から全国各地からおよそ320名の参加者が集まりました。

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全体会場入口には、愛媛県南予地方の祭礼のシンボルでもある牛鬼が設置され、参加者をお出迎え。参加者の多くの方が写真におさめておられました。牛鬼について詳細を知りたい方はコチラを。

なお、この牛鬼は宇和島市役所牛鬼保存会のみなさんが設置していただきました。宇和島市役所牛鬼保存会のみなさん、早朝より設置していただき、まことにありがとうございました。

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そして、受付のあるエントランスロビーには、株式会社えひめ飲料さんの協賛による「蛇口からポンジュース」を設置し、参加者のみなさんに「みかんの国・えひめ」のPRもあわせて行いました。

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受付時の様子です。愛媛大会の受付は分科会ごとに行いました。すでに前夜祭で分科会スタッフと顔なじみになった方もおられ、さっそくスタッフと雑談をされている参加者もおられたようです。

ちなみに、参加者のうけとったエコバック(マイバック)には、事務局日誌でもご紹介いたしましたように、「愛媛産には、愛がある」のロゴマークが入っているほか、四国タオル工業組合さんから参加者全員に今治ブランドのタオルが記念品として同封されていました。

さて、この「今治タオル」と、あわせて受付時に配布した宇和青果さん提供の「みかん」は、全体会行事で使用することとなったのですが、それはのちほどご紹介いたします。

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その他、会場内には前夜祭の真珠販売コーナーに引き続いて、特産品販売コーナーも設置し、愛媛の特産品のPRも行いました。

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会場内は、各分科会ごとに幟をたてて参加者に座っていただく方式をとり、いよいよ午前10時、第26回地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会が開会いたしました。

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最初に、地域づくり団体全国協議会の岡﨑会長より主催者のあいさつを、加戸守行愛媛県知事からは地元開催県として歓迎あいさつを、来賓として総務省大臣官房地域力創造審議官の椎川忍さま、財団法人地域活性化センター理事長の石田直裕さまからごあいさつをいただきました。

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その後、地元歓迎のアトラクションとして、大洲市長浜町に伝わる郷土芸能「伊予長浜豊年踊り」を同保存会のみなさんより披露していただき、そのユーモラスな踊りに会場を笑いに誘い、会場の熱もあたためていただきました。豊年踊り保存会のみなさん、ありがとうございました。

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そしていよいよ愛媛大会全体会行事にうつります。
愛媛大会の全体会行事は、「トークセッション『みんなで地域づくりトーク!』」と題して、参加者のみなさんに4択形式の「旗揚げアンケート」を行い、その結果をもとに地域づくりに関する議論を会場全体で深めていく、ワークショップ方式の全体会を企画しました。

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そして、この全体会行事をコーディネートするのは、愛媛大会実行委員長の若松進一さん、そしてアシスタントとして前夜祭の司会と全体会の司会をしていただきましたフリーアナウンサーの宇都宮民さん、あわせてコメンテーターとして、今治やきとりの仕掛け人でもあるフリーライターの土井中照(どいなかあきら)さんにも登壇していただき、地域づくりトークを盛り上げていただきました。

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それと、この全体会行事には、ちょっとだけ「愛媛らしさ」の仕掛けをご用意しました。
今回の4拓の選択肢は「白」「橙」「青」「緑」の4色でしたが、その会場のみなさんが意志表示するカードを、単なる色カードにするのではなく、「白」を「今治タオル」であったり、「橙」を「みかん」であったりしたほか、質問に愛媛県に関する項目を入れるなど、ローカル色も出しながらの全体会行事となりました。

今回、愛媛大会の全体会で発問した内容とその結果については、後日の事務局日誌でご紹介いたします。

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全体会行事終了後、次期開催県である佐賀県のみなさんから、次年度開催県のあいさつをしていただきまして、全体会を終了し、各分科会ごとの昼食交流会へのうつりました。

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分科会ごとに昼食交流会場が異なりますが、ここでは南予文化会館の施設内にあります「産業振興センター」において行われた昼食交流会の様子を写真で簡単にご紹介いたします。

「産業振興センター」において行われました「昼食交流会」は、第3分科会/大洲市、第4分科会/西予市、第5分科会/内子町、第14分科会/砥部町の4分科会が昼食をとりながら参加者が自己紹介し、意見交換をしながら交流を深めました。

その他の分科会では、郷土料理店で昼食をとる分科会や、移動のバスの中で昼食をとる分科会もありました。

そして、おおむね午後3時半すぎにはどの分科会も分科会メニューを開始し、各分科会主管団体による活動報告や事例紹介、参加者同士による意見交換や夕食交流会、そして夜なべ談議へとうつっていったようで、スタッフを含めての交流をおおいに図れ、翌日の分科会でも同様に研修と交流を深めていたようです。

(財団法人えひめ地域政策研究センターからのお知らせ)

第26回地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会 前夜祭

去る11月13日から15日の3日間にわたって、地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会が宇和島市を全体会場に、県内15会場を分科会会場に開催されました。研究員ブログでは、愛媛大会の前夜祭と全体会の様子をご紹介いたします。なお、分科会の様子については移住案内人レポートにおいて第1分科会の様子をご紹介していますのでご覧ください。 

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11月13日(木)、愛媛県宇和島市にあります「リジェール宇和島」におきまして愛媛大会の前夜祭が開催されました。

【ポスターセッション】

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伊予の寄合酒と名付けられたこの前夜祭には、各分科会の活動を紹介するポスターセッションも会場内に同時開催し、参加者と分科会スタッフとの交流前哨戦といった意味合いもあり、受付開始の17時から続々と分科会スタッフと交流を深めていたようです。
また、地元紹介コーナーとして、愛媛県、全体会開催地であります宇和島市の紹介コーナーも受付入口に設けましたほか、真珠の販売コーナーも設置や、会場内BGMに「愛媛の歌」を流すなど、全国のみなさんに愛媛の魅力発信もあわせて行いました。

【オープニング】

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17時45分、前夜祭の開催に先立つオープニング演奏として、松野町の太鼓集団であります「松野鬼城太鼓保存会」のみなさんによる太鼓の演奏をしていただきました。勇壮な太鼓の響きに前夜祭の参加した皆さんも聞き惚れていたように思います。鬼城太鼓保存会のみなさんはこの日のために連日かなりの練習を積んでいただいたそうです。どうもありがとうございました。

【主催者あいさつ】

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18時、いよいよ前夜祭の開催です。はじめに主催者を代表して愛媛大会実行委員長でもあります若松進一さんより、参加者のみなさんにご挨拶をいたしました。

【乾杯・歓迎あいさつ】

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乾杯のご発声は、地元歓迎のあいさつをかねて、石橋寛久(いしばしひろひさ)宇和島市長にしていただきました。

【歓談・料理のご紹介】

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いよいよ前夜祭開始です。今回の前夜祭の料理については、地元南予地方の郷土料理を中心に、「お接待の精神」による手作り感のあるおもてなしを行いました。
宇和島漁業協同組合さんからは「鮮魚」の提供、宇和青果協同組合さんからは「みかん」の提供、愛媛県酒造協同組合さんからは「愛媛の地酒」の提供、アサヒビール株式会社さんからお土産として発泡酒の提供をしていただきました。ありがとうございました。

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ちなみに、宇和島市で作成した宇和島の郷土料理を紹介したイラストのパンフレットをほしいという方が多くおられ、用意したほとんどのパンフレットがお持ち帰りになられていました。料理台には郷土料理紹介の部分しか見えてませんでしたが、実際には宇和島市の観光パンフレットにもなっています。

【愛治ちんどんによる演奏】

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19時頃、会場内に何やら懐かしい音楽の調べを奏でる集団が入場してきました。今回の前夜祭のアトラクションとしてご用意いたしましたのは、鬼北町の地域づくり団体「愛治ちんどんクラブ」のみなさんによる「ちんどん」の演奏です。
年配の方にはとってもなつかしい曲の歌や演奏などを披露していただき、演奏終了後には受付ロビーで記念撮影をされる方もおられるほどの人気ぶりで、参加者のみなさんを笑いの渦に巻き込んでいました。愛治ちんどんクラブのみなさん、どうもありがとうございました。

【お楽しみ大抽選会】

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前夜祭の会場熱もますます高まってきたなか、いよいよ分科会主管団体提供による「お楽しみ大抽選会」にうつりました。各分科会が用意した逸品があたる豪華大抽選会! 特別賞として宇和島市長さんからも宇和島の特産品である「真珠製品」の提供もあるなど、ワクワク、ハラハラ、ドキドキの白熱の大抽選会となりました。
当選したみなさん、おめでとうございました。

【次回開催県あいさつ】

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前夜祭の最後に、次年度開催県であります佐賀大会実行委員会のメンバーの方に、次期開催県あいさつをしていただきました。
佐賀大会は平成22年2月5日(金)・6日(土)の両日、そして前夜祭を2月4日(木)に開催し、全体会場には佐賀市民文化会館を予定しているそうです。佐賀大会にもぜひ参加しましょう。

【前夜祭閉会のごあいさつ】

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前夜祭の閉会のごあいさつは、実行委員長代行の塩崎満雄さんから、愛媛の地域づくり活動の宴会の締めでよく使われている「まちづくり締め」を参加者全員で行い、前夜祭を閉会いたしました。

次回は全体会の様子をご紹介いたします。

(財団法人えひめ地域政策研究センターからのお知らせ)

観光カリスマ塾に行ってきました

昨年、国土交通省主催の「観光カリスマ塾」が若松進一さんのおられる伊予市双海町の「人間牧場」で開催されましたが、今年度は高知県馬路村の東谷望史さんのところで11月20日・21日の両日で開催されました。

ところで「観光カリスマ」とは、国土交通省のHPには、

従来型の個性のない観光地が低迷する中、各観光地の魅力を高めるためには、観光振興を成功に導いた人々のたぐいまれな努力に学ぶことが極めて効果が高い。各地で観光振興にがんばる人を育てていくため、「『観光カリスマ百選』選定委員会」を設立し、その先達となる人々を『観光カリスマ百選』として選定する

と書かれてあり、観光カリスマもさまざまなジャンルにわかれていることがわかります。若松進一さんは「真似しない、真似できないアイデアで地域力を作り上げるカリスマ」であり、今回の東谷さんは「特産品(ゆず加工品)と共に村をまるごとブランド化に導いたカリスマ」であるそうです。

今回の東谷さんの観光カリスマ塾では、四国を中心に合計で12名の参加があり、そのうち立教大学観光学部の学生さんもひとりおられました。いまや大学には観光学部がある時代なんですね、おどろきました。

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東谷さんのカリスマ塾では、初日は馬路村と馬路村農協のまちづくりについて講義をしていただき、質疑応答を経て懇親会、翌日は魚梁瀬杉でも有名な魚梁瀬地区の山林をトレッキングし、森林鉄道の乗車などの現地視察を行いました。

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さて、余談ですが馬路村といえば、やはり「ごっくん馬路村」。この日も会場の馬路村農協で最初にお出ししていただきました。ちなみに視察に訪れた方にはどなたでも無料で一本飲むことができます。

馬路村訪問前の週に「地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会」が開催されていた関係もあり、馬路村役場の木下課長さんともお話していたのですが、

「馬路村農協に行けば、蛇口をひねったら『ごっくん馬路村』がでてくる水道があって来訪者はタダで飲むことができるらしい」

ということができればおもしろいなあと冗談を言い合っておりました。もちろん、そんなことは現在の所ありませんが、願望を込めて今後の馬路村農協におおいに個人的に期待したいと思います。

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(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)

第28回政策研究セミナーの開催について

平成20年12月12日(金)15:00~17:00に、愛媛県美術館新館1階講堂において、富士宮やきそば学会会長渡辺英彦氏をお招きし、政策研究セミナーを開催いたします。 参加ご希望の方は、申込欄に必要事項をご記入のうえ、FAXいただくか、電子メールにてお知らせください。なお、定員となり次第、締め切りとさせていただきます。

日時 平成20年12月12日(金)15:00~17:00

会場 愛媛県美術館 新館1階 講堂 (松山市堀之内)

定員 120名

講師 富士宮やきそば学会会長 渡辺英彦 氏

参加費 無料

申込先 財団法人 えひめ地域政策研究センター
       企画研究部門 担当 向井 FAX 089-932-7760

電子メール info@ecpr.or.jp

申込締切 平成20年12月8日(月)

その他 会場には駐車場がありませんので、ご来場には公共交通機関をご利用下さい。

申込書等についてはこちらを参照してください。

(財団法人えひめ地域政策研究センターからのお知らせ)