岩国城

 ゴールデンウィークには、安近短ということで、山口県岩国市に行ってきました。
 
錦帯橋(ここも世界遺産登録を目指しているようです)を渡ると城跡が芝生の広場に花壇や噴水を配した吉香公園となっており、公園に接した城山の山頂に再建された岩国城の天主が見え、同じ平山城なので、少し小ぶりながら堀之内から眺める松山城に似ています。
 
松山の堀之内はどんな風に整備されるのか、楽しみです。
 
吉香公園の中にこじんまりした吉川資料館が有ります。岩国藩主吉川家に関する資料を、年4回入れ替えながら展示しています。 
 私の行った時には、甲冑や絵画の他に、毛利家の外交僧安国寺恵瓊が京都の様子を毛利家に伝えた有名な手紙、「・・・信長は近々公家にも出世するだろうが、何年か先には転ぶだろう。しかしその家臣の木下藤吉郎はなかなかの人物である。・・・」や、三本の矢の教えの逸話の元となった毛利元就の三人の子供(毛利隆元・吉川元春・小早川隆景)への手紙(吉川家に伝わる写し)、鳥取城で羽柴秀吉に兵糧攻めされ城兵の助命とひきかえに切腹した吉川経家の遺書等、戦国時代の中国地方、天下統一を進める織田信長と毛利・吉川家をめぐる貴重な文書が展示されていました。
 小さな資料館だったので大して期待はしていなかったのですが、印象深い資料館でした。 

(企画研究部門 研究員 政木輝彦)