高知県における温室効果ガスの排出

 1月28日(木)の日本経済新聞において、高知県の2007年度における温室効果ガス排出量が1990年度対比で5.2%削減されたことが掲載されていた。産業部門、民生部門は増加したが、農業・廃棄物部門が減少したのに加え、間伐による森林吸収量の増加が寄与したそうである。1月6日(水)に同じ日本経済新聞において、愛媛県の2007年度における温室効果ガス排出量が掲載されていたが、13%増加となっていた。高知県では、オフセット・クレジット(J-Ver)の導入を実施し、地球温暖化防止に積極的に取り組んでいます。愛媛県においても、多くの森林が賦存していることから、オフセット・クレジット等の利用により、地球温暖化防止先進地となるべく、その取組みの実施を期待しています。

(企画研究部門 研究員 三好進祐)

鯨文化

先日、反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害船「アディ・ギル号」が南極海で日本の調査船と衝突し沈没した事故がありました。調査捕鯨というものは世界的に認められた行為であり、国際法上何ら問題はない行為ですが、要は日本と欧米の価値観、文化の違いによって起こる摩擦であるといえます。

 少し前までは、欧米でも捕鯨は一般的でした。主に鯨の油を原材料として使うためです。このことは過去に何度も映画化され、世界でも題名を知らない人はいないだろうと思われる有名な小説『白鯨』を読めば分かります。ただ、鯨を食べるという文化は世界でも稀ではあるでしょう。日本にとって鯨は文化史や産業において「動物」ではなく「魚」であり、この文化には日本人特有の畏怖や感謝の念があらわれている事柄があります。

 日本全国各地には、昔から鯨を供養するための神社やお寺、鯨のお墓や碑などが数多く存在し、(イルカもある)愛媛県でも伊予市や西予市、宇和島市、伊方町、瀬戸町、愛南町などに存在します。そのほとんどは鯨に対する追悼や感謝の念からで、飢饉に苦しんでいた村に鯨が打ち上げられ飢えをしのぐことができたため、感謝の気持ちから建てられた話や、母と子の鯨を捕獲した際に母鯨の死骸に子鯨が母乳を飲むような姿で離れようとせず、結局子鯨まで死なせてしまい、その様を見て食べるに忍びずお墓を建てて供養した話などがあります。

 ある話で、欧米で反捕鯨活動をしていた女性が訪日して鯨を祭る神社を訪れ、感極まって涙したことがあるそうです。反捕鯨国家のどこにも、これほど鯨を大切にする文化は無かった、と。彼女は後に、文化由来の捕鯨は認めるべきと立場を変えたとのことです。

 お互いの価値観、文化を理解することも必要なのではないかと思います。

   

    (企画研究部門 研究員 向井浩司)

カーボンフットプリント

 2月1日より、カーボンフットプリントマークを貼付した製品が、全国の店頭で販売されることとなりました。

 カーボンフットプリントとは、低炭素社会実現への取り組みの一環として、製品の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体において排出される温室効果ガスをCO2量に換算しわかりやすく表示するもので、経済産業省等が、本年度より試行的に実施しており、温室効果ガス排出量の「見える化」によってその削減を進めていこうという取り組みです。

 今回、第一号として2月1日より店頭販売される製品は、ウインナー及びロースハムの一部で、これらの製品については、カーボンフットプリントの算定結果及び表示方法に関して検証が行われ、その内容が適正と判断されたため、次のようなカーボンフットプリントマークを貼付した上で製品を販売することが認められたものです。

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 このマークの製品の場合、ライフサイクル全体でCO2量に換算して638gの温室効果ガスを排出していることになります。先行して実施しているイギリス、フランス等では文字通り「フットプリント(足跡)」のマークだったようですが、日本では、「食品に足で踏んだ跡?」ということでこのようなマークになったようです。

 低炭素社会では、原産地、原材料の表示と同じくらい、広まっていくのかも知れません。

(企画研究部門 政木輝彦)

真珠の浜揚げ作業

 昨年の11月19日に、2009年度の宇和海産真珠の品質を占う「第31回県浜揚真珠品評会」が宇和島市役所で開かれ、巻き(真珠層の厚み)は例年以上との報道でした。
 11月下旬からは浜揚げが始ましたが、年内は越し物(養殖期間1年以上)真珠が中心で、年が明けてからは当年物(養殖期間1年未満)真珠となりました。昨年は不況の影響で県産真珠生産額は前年の半分くらいで、過去30年で最低の結果になり真珠養殖は不振を極めました。
 実家は津島町で真珠養殖をしているのですが、昨年12月の越し物の浜揚げは成績も価格も「まずまず」だったとのことでしたが、昨年は年が明けてからの当年物の入札会が散々だったので、今年も当年物の入札会を見てみないと何とも言えないとのことでした。
 毎年、この時期は浜揚げを手伝っているので、今年も1月17日に行ってきました。浜揚げ作業は、まずは貝出し作業(養生ネットから貝を取り出し、くっ付いている貝を一個ずつに千切る作業・・・・前日に終了)です。次は貝割り作業(貝割り用メスで貝柱を切って開く作業・・・・8名)で、そして肉取り作業(肉取り用メスで真珠が入っている肉と貝柱を分ける作業・・・・9名)、最後に珠出し作業(肉砕機を使って真珠が入っている肉から真珠を取り出す・・・・3名)と貝柱を塩水で洗う作業(専用の機械を使う)をすれば、一連の作業は終了です。今回はこれらの作業を20名で行い、当日は28,000個の貝の浜揚げをしました。あと今月と来月に1回ずつの浜揚げを予定しているとのことでした。
 浜揚げが終わると、また珠入れ・貝掃除等の真珠養殖作業が始まるので、仕事に追われる日が続くことになります。そして12月の越し物の浜揚げ ⇒ 翌年の当年物の浜揚げ ⇒ 珠入れ・貝掃除等 これらの作業の繰り返しが真珠養殖です。

(企画研究部門 研究員 河野茂樹)

地域の若者を応援する仕掛け人市2010

 「地域の若者を応援する仕掛け人市2010」が東京で開催されます。   
 当日は、全国約30都道府県で地域活性化につながる仕事を行う団体の情報を紹介します。興味のある方は、参加してください。

★☆★地域の若者を応援する仕掛け人市2010★☆★
   
UIターン・起業、地域活性化を
            仕事にするマッチングフェア 
~全国から、地域を愛し、地域で挑戦する
             若手起業家・NPOが参加~ 
              (起業相談も歓迎)
                                
【開催日時】2010年2月20日(土)@東京・外苑前
      詳細はこちら

     (まちづくり活動部門 研究員 近藤 誠護)