研究員ブログ

「四国の地域おこし協力隊 交流勉強会in伊予市」2日目

研究員の檜垣です(^^)

さて、交流勉強会の2日目についてご紹介いたします。

2日目ですが、地域おこし協力隊の皆さんは1日目に学んだ内容を活かして、伊予市をより活性化させるための取り組みについて考えるグループワークを行いました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) グループワーク

一方、自治体関係者の皆さんは斎藤俊幸さんからこれまで斉藤さんがされてきた地域活性化の取り組みや買い物難民の発見などについて伺い、その後に地域おこし協力隊の方々が行ったグループワークの発表を見学しました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 斉藤俊幸さん講演

さて、ワークショップの発表は以下のように行われました。

1班は伊予市郡中の町屋やいっぷく茶屋という施設を中心としたまちづくりについて発表しました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 1班発表

2班はJR下灘駅に関する活性化について発表しました。

今ある良さを保ちながら、付加価値をつけていくという観点で、例えばタマ駅長ならぬハモ駅長を任命するなどの発案がなされました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 2班発表

3班も同じくJR下灘駅を舞台に、「夕日にOH!LOVE」と題して下灘駅での結婚式を提案しました。「OH!LOVE」は伊予弁の「おらぶ」(叫ぶという意味)にひっかけています。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 3班発表

続きまして4班です。こちらは双海に海・山・空といった自然が揃っていることを中心にして、「海に沈む夕日が綺麗なら、山から登る朝日も綺麗なのでは」と夕日と朝日の両方を楽しむツアーなどを提案しました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 4班発表

5班は「とりあえず住んでもらおうキャンペーン」と題して、教育環境が良いことを利点にするなど、佐礼谷地区に移住者を呼び集めるための発案を行いました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 5班発表

6班の発表も佐礼谷地区を扱い、個性的なカカシを作っている人が佐礼谷にいるという情報から、カカシを利用した地域おこしというプランを考えました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 6班発表

以上、地域おこし協力隊の皆さんからの発表でした。

どの発表も個性に溢れており、聞いているだけで「面白そう」と思わせる力がありました。

地域おこしを長く続けていくためには、実行する人が「面白そう」という思いを持ち続けていないと辛くなるとよく言われます。

こういった発案に関しては「ホントに出来るのか?」と思うよりも「こんな事ができたら面白そう!」という意識を持っている方が、良いアイデアが浮かんでくるという見本となる発表ばかりでした。

各班の発表の後には、斉藤俊幸さんから講評をいただき、更に斉藤さんが関わっておられる、今治市の地域おこし協力隊員の活動を紹介されました。

地域おこし協力隊交流勉強会in伊予市(H24.9.3-4) 斉藤俊幸さん講評

以上で「四国の地域おこし協力隊 交流勉強会in伊予市」は全て終了しました。

2日間を通し、ボリュームのある内容でした。
県外の地域おこし協力隊の方とのつながりが持てた。
JR下灘駅でのウェディングツアーのように、意味のある提案もなされた。
よそ者というと言葉が悪いが、外部から来た人間の視点で見ると、地域の良い面が浮かび上がってくる
⇒今回のグループワークを通して、それぞれの地域おこし協力隊員さんにも、自らの赴任地した地域の良い面を見つける力や複数の人間の意見を集約し、具体的な提案に形作る能力が鍛えられたのではないか。
行政側も、人脈を広げることが出来た?
今後とも、つながりを大切にしていきたい。

2日間を通し、ボリュームのある内容でしたが、愛媛県以外の地域おこし協力隊の方とのつながりが持て、大変充実した2日間だったと思います。

グループワークでも、例えば3班の「夕日にOH!LOVE」については質疑応答で、双海地区の活性化に関わっているメンバーにウエディングプランナーをされている方がいらっしゃるため、実現に向けて検討したいとの発言もあり、有益な提案が行えていました。

よそ者というと言葉が良くありませんが、外部から来た人間の視点で見ると、地域の良い面が浮かび上がってきます。今回のグループワークを通して、それぞれの地域おこし協力隊員さんも、自らの赴任した地域の良い面を見つける力や複数の人間の意見を集約し、具体的な提案に形作る能力が鍛えられたのではないかと思います。