愛媛大学社会共創学部3回生の三宅です。冬の訪れを実感しながらみかんを食べる毎日です。私たち渡江班では、地区のPR動画作成や渡江産品通販サイトの作成など様々なプロジェクトに参加させていただいており、日々プロジェクトを通じて多くの学びを得ています。
さて、12月10日木曜日に、西予市明浜町渡江地区で一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所所長の藤山浩先生をお迎えしてフィールドワークと地域分析ワークショップが開かれました。
13時から15時まで藤山先生と共に渡江地区を散策し,地区の特性を再確認しました。
15時から1時間半行われたワークショップでは、2015年から2020年の5年間の人口増減を基に、50年後の人口を男女別・年齢別に推計した人口分析の結果を踏まえた地区活性化の提案および意見交換を行いました。その中でも、最初に移住する人の印象が地域に与える影響や、人が楽しんでいる場所が持つ可能性のお話が印象に残っています。今回のワークショップでの知見を今後の活動に反映していきたいと思います。
これは、渡江の漁師薬師寺さんに頂いたタコで作ったタコ飯です。タコの旨みが出ていてとても美味しく出来ました。
最後に、お忙しい中「お灸に関するアンケート」にご協力いただきました渡江地区の皆様へこの場をお借りして感謝申し上げます。
こんにちは!
愛媛大学 社会共創学部3年 鶴岡です。
今回、伊方(豊之浦)班は、12月3日(木)に「田園回帰1%戦略」の著書で有名な、持続可能な地域社会総合研究所の藤山浩所長による地域分析ワークショップ(in 伊方)に参加しました。
ワークショップの前半は、藤山所長も一緒に、豊之浦地区でフィールドワークを行いました。
地域の活性化団体の方に案内してもらいながら、お寺や閉校してしまった小学校、商店などをまわり、豊之浦地区がどういう地域でどのような歴史をもっているのかを自分の足で歩きながら体験することができました。
実際、お寺の本堂の天井や壁に掛けられている絵には、「壇ノ浦の戦い」の絵や「七福神」を始めとする様々な絵があり、他の地域では見たことのないものでした。
地元の方々もこの絵には多くの謎があるといっていました!!
ワークショップの後半では、「豊之浦地区の人口分析結果について」現状のままで推移した30年後と何かしら手を加えた場合の30年後の差などに対しての考察などをしていただき、現在と未来の豊之浦地区について改めて考えることができました。
また、持続可能な地域づくりを行う上で「豊之浦地区」が具体的にどのような目標をもって地域づくりを行っていくべきなのか、どういう風に地域の交流の場をつくっていくべきなのかについてもお話していただき、とても勉強になりました。
その後の質疑応答でも、地域の見方や仕組みの作り方など細かいことまで教えてくださり、とても有意義な時間でぎりぎりまで質問が飛び交っていました!!
今回学んだことを活かして、今後の活動の糧にしていきたいと思います!!
今回の報告は以上です。ありがとうございました。
PS.藤山所長は地域の方を見つけるとすぐに声をかけてお話を聞き、仲良くなってお土産をもらっていました⁉
こんにちは!
愛媛大学 社会共創学部3年 東です。
今治(吉海)班は、12月2日(水)に「田園回帰1%戦略」の著書で有名な、持続可能な地域社会総合研究所の藤山 浩所長による地域分析ワークショップに参加しました。
藤山所長の「吉海地区の人口分析結果について」のお話では、現状のままで推移した30年後と何かしら手を加えた場合の30年後の差などがよくわかりました。
また、ここ5年間で20代後半から30代前半の男性が約100人流入しているのに対して、20代女性が約50人流出していて、30代、40代でも流出が続いていることがわかりました。
地元の方は、造船場関連の働き手として男性が増えたのではないかとおっしゃっていて納得しました。今後は女性の働く場所に注目して調べてみたいと思いました。
午前中は、藤山所長も一緒に、吉海地区を見学しました。
まずは廃園になった保育所をNPO団体の事務所として使っている「吉海南保育所」
敷地内で育てている黒ニンニクを試食しました。
保温機で2週間程度保温した物なので、プルーンのようなネチャっとした食感!
ニンニクの風味が強いのに、甘い、、、
なんとも不思議な味でした(笑)
パンなどに塗っておつまみにもいいというのを聞いて、納得しました。
味が濃いので何かにつけたほうがいいです◎
続いて、オリーブ園へ。
第一回フィールドワークで来たときは、オリーブの実がなっていたのですが、今回は収穫が終わっていました。
そしてまたまた試食♪
オリーブの実をいただきました。
うっすら塩味で美味しかったです。
オリーブの実を味わって食べたことはなかったので嬉しかったです!
最後に「善根宿 蔵」
お寺参りをする方たちが泊まれるように空き家を改良して作った宿で、昔の建築様式を見ることができます。
学生はここを訪れるのは2度目だったのですが、
井戸を新発見しました。
井戸を見るのは初めてで、覗いてみるとちゃんと水が見えて感動しました!
次回のフィールドワークも楽しみです。
こんにちは! 愛媛大学社会共創学部二回生の小幡です。
11月18日(土)今治市にある大島の吉海地区にて「集落活性化意識醸成支援事業」の第2回フィールドワーク実習を行いました
今回の活動の内容としては、
1. Aコープ吉海店でのAコープの店長さん、実際にAコープに出品されている農家と以前大学でも貴重な話を聞かせてくださった大島ご出身の竹田さんを交えて聞き取り調査。
2. 現地の方(吉海支所の方、竹田さん、地域おこし協力隊の方、地元住民の方)にそれぞれ学生が分かれて事前に用意した質問を中心に聞き取り調査。
以上の2つを行いました。
Aコープ吉海店では地域の農家さんの大半が出品されており、曜日によっては市場がパンパンになるほど商品が並ぶそうです。また、吉海地区としては人口も減少傾向にありながらも運営の経営努力や他者にはない“Aコープらしさ”を追求する姿勢によりここ4.5年は売上をキープしているそうです。ただ、そんな状況でも吉海地区の人口の高齢化、減少。また生産者の高齢化という部分も顕著であり事実、Aコープに出品される農家さんのうち96%以上が60歳以上という状況でした。
ここから、高齢化が進むにつれ従来の農業スタイル(たくさん作って売る、それで生活する、がっつり稼ぐ)から小規模な経営スタイル(自分たちに必要な量+αで作り副収入を得る)に現地は変化していることに気づかされ、それら零細な農家さんをいかにして守っていくかが地域の産業や耕作放棄地等の問題にかかわってくると考えました。
後半の聞き取りでは私は地域おこし協力隊の兵頭さんにお話しをうかがうことができました。兵頭さんは東京や大阪で20年以上働いて暮されていましたが、都会の家賃の高さなどから老後に対して漠然とした不安を感じたことから地方への移住を考えるようになったそうです。自分も東京の出身であり、都会と地方の家賃の差には共感する部分が多くまた、老後に対する漠然とした不安(特に家賃)がある点は自分の両親と重なる部分が多くとても共感できました。そんな兵頭さんは大島に公共交通機関の空白地域が多すぎることや前職での知識経験を生かした“タクシー事業”や島に運動施設がないことや圧倒的なクルマ社会であることから島民の健康面にも課題を感じ、趣味の総合格闘技を通じて運動する機会を提供しようと“総合格闘技の教室を開こう”と計画、行動しているそうです。
今回のフィールドワークを通じてたくさんの方とお話しする機会があり大島だけではない今後の日本の農業への在り方を考えさせられ、人の生き方、人生設計の多様化というのを肌で感じることができました。また、課題というのは悪いこと、改善すべきことであり、そういうものはすぐに見てしまいがちです。その数ある課題の中から優先順位をつけて、選択と集中をして解決にむけて動くことが我々に求められていると感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました