坂本 憲俊さん

NO,8
納堂 邦弘のうどう くにひろさん

国際協力NGO、CSRコンサルティング会社での勤務を経て、平成26年10月より内子町地域おこし協力隊としての活動を開始する。「道の駅小田の郷せせらぎ」のマネージャーとしての活動を軸として、町内の活性化に取り組んでいる。

Q1現在の取り組みについて

道の駅小田の郷せせらぎを拠点に旧小田町地区、ひいては内子町全体を盛り上げようと日々活動しています。そうした中、まず、ここ数年利用されていなかった道の駅に併設されている加工販売所の活用に取り組みました。そのひとつのかたちが“オダメイド”です。1年ぐらいかけて、小田にある山里らしいものを使った商品を開発・販売できるようになりました。旬のものを手作りで丁寧につくるというコンセプトで、基本的に、メインとなる原材料は小田産100%を目指しています。加工場が動き出したことにより4人の方にパートタイムで働いてもらえるようにもなりました。

また、「良い宿が足りない」という南予全体で共通して抱える課題に対しては、築150年ぐらいの素敵な古民家を借り、少しずつ改修などして、ゲストハウスにできないかと考えています。この古民家は、外国人向けの宿にはピッタリで、東京在住時より外国人(主にお遍路さん)とよく出会う小田において、その可能性をすごく感じています。

中期的には、小田深山の深山荘の改修・移転の方針が決まったので、今の時代にあった小田深山の観光振興についての検討にも関わっていきたいなーと思っています。

Q2オダメイドでの苦労について

商品になるまでには何度も試作を繰り返し、どの素材をどういった味にしていくかを決めていくことが難しかったですね。比較的アイスは、スムーズにいきましたが、コンフィチュールは難しく、今も苦労しています。保存料等の無添加にはこだわりたいのですが、味と賞味期限、糖度などとのバランスに試行錯誤しています。

嬉しい悩みではありますが、今後どうやって販路を広げていくのかもひとつの課題です。結構、商談の話もいただきますが、急に大きくはできないですし、まだそんなにたくさん作れないので、最初のフェーズは小田に来ないと買えない、小田に来てもらうことが大事かなと思っています。8月末からは、松山市内の「愛顔の食卓」さんに初めての委託販売を始めました。顔が見える関係を大切にしながら、徐々に広げて行こうかなという感じです。

Q3移住してきたからこそわかる内子町の良さについて

まずは人の良さでしょうか。移住者への距離感がとても上手で、踏み込み過ぎず、適度に気にかけてもらえる感じです。個人的にも小田には入りやすかったですね。新しいことをやるにしても好意的な人が多く、応援してもらえる雰囲気がありますし。

また、食べものが圧倒的に美味しいです。お米や野菜はもちろん、スーパーで売られているようなお刺身でもかなり美味しく、これは東京では考えられないことです。小田にも何軒か料亭や居酒屋がありますが、どこのお料理もとてもハイレベルです。

Q4これからの取り組みについて

オダメイドがここまで立ち上がったので、まずはきっちりと軌道に乗せることです。無理をせずに、旬の美味しいものを少量でもいいのできっちりと作り続けることが大切だと思っています。1年後にはオダメイドの商品カレンダーみたいなものを作って、「何月からは人参芋アイスが売り出されますよ」「よもぎの季節が始まったね」といったようにお客さんが旬を感じながら楽しみに待っていてもらえるようなブランドになりたいですね。

次に、道の駅裏手にある巨大倉庫群敷地の活用です。道の駅の魅力をさらに上げて、お客さんの滞留時間を延ばすためにも、例えば、温浴施設があったらどうだろうかと企画しているところです。小田はもともと林業のまちで、今も地元の森林組合さんがとても頑張っているので、温泉にはこだわらず、薪ボイラー式のお風呂がいいのではないかと考えています。観光客やお遍路さんのみならず、地元の方々が日常的に集まれる場所になると良いなーと思っています。

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HP:道の駅 小田の郷せせらぎ
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