研究員ブログ

年の暮れに夕日寄席を開催

またもや年末の話題で恐縮です。昨年の御用納め(12月28日)の終了後、若松進一さんが当センター職員に対して「夕日寄席」を行ってくださいました。

この夕日寄席とは、若松進一さんが11月に開催されました観光カリスマ塾(詳しくは研究員ブログを参照してください)で行ったもので、地域づくりに関する話題を小噺にして落語のようにお話しする講演会の形式で、そのお題についても配付された「夕やけ徒然草」という高座本の中から、聞き手側がリクエストできるという仕組みになっています。

今回の夕日寄席では、時間の都合により「お題をお客からのリクエスト」という形の寄席ではなく、若松さん、いやいや「夕日亭大根心師匠」自身が数あるお題のうち、「ハーモニカが吹けた」「外から見ないと中は見えない」「四つの願望」の3つを選んでお話していただくという形になりました。

大根心師匠!

最初のお題である「ハーモニカが吹けた」では、子どもの頃から音楽が苦手だった自分が、今では150以上もの楽曲をハーモニカで吹けるようになったことを通して、「努力することの大切さ」を教えていただきました。

ハーモニカ

※ハーモニカも御披露いただきました。 

次のお題の「外から見ないと中は見えない」では、学校の校庭などによく設置されている「二宮金次郎(尊徳)の像」が持っている本には何と書かれているのかというエピソードから、中にいるとなかなか分からないことも、外から教えてもらって分かることは多いということを教えていただきました。そして、その教えてもらったことを謙虚に受け止めて、それをどう生かしていくかも大事であることを教えていただきました。

ちなみに、この二宮金次郎の像が持っている本には、中国の古書である「大学」の一節が刻まれています。

最後のお題の「四つの願望」では、人間には「幸せになりたい」「お金持ちになりたい」「健康で長生きがしたい」「成功したい」という4つの願望があり、そういった願望をかなえた人たちは日々のコツコツした努力が実を結んでいるという事実をもっと知らなければならないといったことを教えていただきました。

トンボがとまった

※途中、指元に美男美女にしかとまらないというトンボが止まった「とっても男前」の方もいらっしゃいました(詳しくは若松さんのブログ参照)。 

なお、この日、夕日寄席を聞きにきたのは当センター職員のほか、夕日寄席をぜひ聞きたいという県庁の市町振興課や企画調整課の職員有志の方なども集まり、総勢でおよそ20名ほどで夕日寄席を鑑賞しました。

寄席を聞いている様子

ちなみに、この夕日寄席の様子については、若松さんのブログにも詳しく掲載されていますのであわせてご覧ください。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)