研究員ブログ

「お手玉」の歌

平成19年10月26日(金)付の愛媛新聞の地方欄に「お手玉の歌」に関する記事が掲載されていました。お手玉の歌を新居浜市の少年少女合唱団のみなさんが歌ってCDにしたという記事でした。

なぜ、新居浜でお手玉のCDを?と思われた方もおられるかもしれませんが、新居浜市は「お手玉」の街なんです。

何をあらたまって言う必要があると地域づくり活動をしている方は言われるかもしれませんが、知らない人もおられると思うので敢えて申し上げますと、お手玉の総本部ともいわれる「日本のお手玉の会」の事務局は新居浜市にあり、その「日本のお手玉の会」は、現在は日本はおろか世界(ロサンゼルスなど)にも支部をもつ大きな組織で、各人のお手玉の技術の段位を認定したり、お手玉の全国大会を最初に開催しています(かつては毎年新居浜市で開催していましたが現在は支部持ち回りのようです)。

ちなみに、日本のお手玉の会が設立されるようになった経緯などについては、松本研究員が以前の「研究員ブログ」でご紹介しているので割愛して、ここでは実際につくられたお手玉CDの曲について御紹介いたします。

お手玉の歌

※お手玉の歌のCD

曲順

1 人の寄るのを(愛媛県西条市小松町)
2 おさらい(東京都)
3 おさら(高知県)
4 おしゃらい(大分県)
5 一でたちばな(山口県)
6 一でたちばな(兵庫県)
7 おひとおふた(大阪府)
8 おじゃみ(島根県出雲地方)
9 日清戦争(東京都八王子地方)
10 うぐいすや(青森県)
11 一かけ二かけて(栃木県那須烏山市)
12 ずいずいずっころばし(わらべうた 菊川迪夫編曲)
13 いちでたちばな(佐賀県 林 光編曲)
14 お手玉(文部省唱歌 萩原英彦編)

このCDに含まれている曲は、全国各地で歌い継がれてきた「わらべ歌」14曲で、それぞれの曲について日本のお手玉の会の藤田会長が解説をしていますが、年配の方なら「なつかしい」と思うものばかりだと思います。

この日本のお手玉の会の活動目的に、「お手玉遊びを通して地域や世代を超えた交流を図る」というものがあるのですが、わが身にふりかえってみて考えてみますと、私自身お手玉をやった経験がほとんどありませんので、お手玉は2個が限界で、お手玉の歌も知りません。そもそも2個はお手玉というのかどうかも疑問視されますが。誠にお恥ずかしい限りです。

ちなみに、私の親に確認すると、母は確か4個までできるそうで、うちの亡くなった祖母に至っては6個くらいまでできたそうです。我が家に限ってですが世代をおうごとにお手玉遊びができる個数が確実に減っています・・・。こういうことだから、世代を超えた交流が必要なんだと身を持って実感いたしました。今度、うちの親に教えてもらおうっと。

「お手玉の会」に関するお問合せ先はコチラまで。「お手玉の歌CD」は全国の書店等CDショップで購入することができます。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)