研究員ブログ

ペレットストーブ導入

11月27日(火)に県庁本館2階の「県民総合相談プラザ」にペレットストーブが設置されましたので、県庁に用事があるついでに見学いたしました。

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これは、本年度からはじまったバイオマスペレット利活用総合対策事業の一環で行われたものであり、今回設置されたペレットストーブの燃料となっているペレットは、「かんなくず」や「おがくず」を固めた木質ペレットを使用しています。

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この木質ペレットは、化石燃料である「灯油」をつかったストーブに比べて二酸化炭素の排出量が少なく、あわせて硫化化合物や窒素化合物の排出が少ないといわれており、地球温暖化防止に有効であるとされています。

また、木質ペレットを利用すると、木質資源を有効利用することにもなり、持続的な林業の推進に役立つことにもなりますし、新たなバイオマス産業をおこなうことにもなりますので、地盤産業が育成され、地域の活性化も期待されます。

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さて、はじめて木質ペレットストーブを見たのですが、灯油のような油の臭いもなく、やわらかい炎で温かさがゆっくりと伝わるような木の優しいあたたかみを感じました。「自然にやさしいぬくもり」とはこういうことを言うのかもしれませんね。

なお、平成19年11月28日(水)付けの愛媛新聞の記事によると、県内の公共施設では東温市や喜多郡内子町などでペレットストーブが導入されているそうで、新居浜市や伊予郡砥部町などでも設置される予定だそうです。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)