研究員ブログ

ギョーザはどこへ消えたのか

 中華料理を食べながら友人と談笑していると、「最近、ちくわが短くなっている。」という。全く知らなかった。一昨年、原料価格の高騰を起因にした食品の値上げが取りざたされたことを思い出した。聞いてみると、ちくわの減量化はそれより以前に始まっており、穴を大きくして総量を減らすなど、徐々に変化していたようだった。その気配に気づかなかったことが少しクヤシイ。
 商品の重量や形態は以前と同様にして値上げをするのか、それとも、価格は据え置いたままで減量化しパッケージのリニューアル等でお買い得感を演出して販売するか、企業担当者の戦略や創意工夫が読み取れる部分だ。これまでの実感では後者を選択した企業が多いように感じる。いずれにしても実質的な値上げであるが、消費者としては、財布の中身は変わらないままだから、ちくわにダイエットをしてもらった方が抵抗感が少ない。
 そ
んな話をしながら目の前のギョーザの数を数えると11個。二人前注文したはずだが・・・。減量化されて1人前が5.5個になったのか?? 

(企画研究部門 主任研究員 高市孝一)