研究員ブログ

本格焼酎・泡盛

 近年健康志向にマッチして焼酎の人気が上がっていますが、製法により甲種と乙種に分けられるそうです。甲種は連続式蒸留機で蒸留したもので、この方法だとほぼ完全にエチルアルコール以外の揮発成分を取り除くため、無味無臭なお酒に仕上がるそうです。これに対して乙類焼酎は伝統的な単式蒸留という手法を用いているので、原料や発酵に由来する香味成分が多く取り込まれていて、産地や原料の違いから生まれる特有の味や香りの違いが楽しめるようです。
 昨夜は、愛媛新聞社が主催する「こだわり本格焼酎&泡盛in愛媛」と題したトークショー・試飲会に参加してきました。普段何気なく飲んでいる焼酎ですが、その歴史や製法について知ると味わいがより深く感じ取ることができます。飲み方も「湯割り」「水割り」「ロック」など様々ですが、作り手の思いや何を伝えているのかを考えて飲むことも大事だとパネリストの話を聞きながら感じました。
 酒はコミュニケーションツールです。これからも仲間と語らいながら、地域の産物をあてに楽しく飲みたいものです。
 
 PS.もちろん昨夜の試飲会では、米・麦・芋・泡盛を堪能したことは言ううまでもありません。

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)