研究員ブログ

漢字

 新聞によると、文化審議会の漢字小委員会が開かれ、来年春に「改定常用漢字表」として答申するため「追加される漢字と削除される漢字」を選定しているようです。今回は、民法や刑法などで使用されている「錮」、「毀」など9字を追加候補とし、「諜」など4字を削除候補とした。  
 このなかで、愛媛県の「愛(え)」の訓読みも削除案として選定されている。県名では、大分県の「分(いた)」、神奈川県の「神(か)」などが対象となっている。答申が決定されれば、備考欄に「愛媛(えひめ)県」と注記されるようである。確かに手元にある2冊の漢和辞典を開くと「愛」=「え」という記載はなく、1冊に難読として「えひめ」と書かれている程度であった。時代とともに見直しは必要と思いますが、愛媛県に住む者としては、普通に漢和辞典に「愛」=「あい」=「え」と記載されればと思います。
(企画研究部門 研究員 近藤誠護)