8月11日(土)、NPO法人Eyesが主催する「えひめ仕掛け人を巡るツアー」に参加しました。
このツアーは、ジョブカフェ愛Work(愛媛県若年者就職支援センター)の委託事業で、ツアーを主催するNPO法人Eyesは、「志溢れる若者を育み、チャレンジする愛媛を創ります」を理念として、大学生を中心とした若者のインターンシップ仲介及びコーディネート、就業支援、地域課題解決に資する若者参画のプロジェクトの設計、若者を対象とした情報発信といった、若者の起業や就職支援を目的としたNPO法人です。
なお、代表理事をつとめられる 横山 史 さんについては、当センターが発行する雑誌「舞たうん87号」の「トークナウ」のコーナーでご紹介していますので、参考までにご紹介しておきます。また、横山さんのブログもありますのであわせてどうぞ。
さて、このツアーは8月11日と12日の両日にわたって行われたのですが、参加した研究員の個人的な都合により11日のみの参加となりました。
ツアーの参加者層としては、やはり愛媛大学、松山大学の学生さんが多かったようですが、夏休みの帰省にあわせて東京や京都、名古屋から参加した学生さんもおられ、「就職」や「自己のキャリアアップ」をという学生さんの意識の高さをうかがうことができました。
このツアーでは、最初にスタッフの方からツアーの趣旨などの説明を受けたのち、バスの車内で県産品でつくったコンビニ商品を昼食にとりながら、くじびきで席に座った隣同士の「他己紹介」を行いながら、途中、休憩もしつつ、バスガイドをつとめた学生さんの素敵な名ガイドぶりを披露していただきながら、一路、見学先である今治市へ向かいました。
※ツアーバス(左)とバスの車内(右)
今治市では、愛媛を代表する産業の一つであるタオル産業ですが、近年中国をはじめとする海外資本に苦戦を強いられている中で、独自の商品開発や販売戦略で順調に利益をあげ活躍されている株式会社オリムさんの製造工程を見学しました。
※㈱オリム外観(左)と平林社長(右)
※製造工程の見学の様子
※今年度の目標を工場に掲示されていました(民間企業では当たり前ですが)。
※見学の記念にタオルを頂戴いたしました。
※お顔をさっとふき取る「布輝取」(こちらは購入)。
その後、財団法人今治地域地場産業振興センターへ向かい、植松常務理事から今治地域の地場産業活性化の取り組みをうかがったのちに、株式会社オリムの平林社長とともに、タオル素材をつかった新商品開発に関するワークショップを行いました。
※(財)今治地域地場産業振興センター外観
※センター内で今治地域の物産品も販売しています。
※ワークショップの様子。工場見学ののち、班別で新商品のアイディアを出し合いました。果たしてオリムの平林社長のおめがねにかなうアイディアはあったのでしょうか!? 今後に注目です。
ワークショップ終了後、バスで松山までもどり、夜には学生と社会人による大交流会が行われ、会場となっている道後山の手ホテルへ。この日に集まった社会人の方は、会社の起業を考えておられる方、企業の取締役をされている方が多く、学生さんたちも日中のツアーも含めて、たいへん刺激を受けた交流会だったのではないでしょうか。
※会場の山の手ホテル(左)と交流会の様子(右)
2日目は道後地区のフィールドワークと、松山三越に出来たフットサルパークの記念イベントの参加、若松進一さんの講演会、愛媛FCに関するワークショップなどが行われたようで、参加者は充実した2日間をすごされたようです。なお2日目の一部の様子は若松進一さんのブログでも紹介されています。
さて、これは余談ですが、夜の交流会の際に、多くの方と名刺交換をさせていただいたのですが、その中に、
「いつも『研究員ブログ』を見ていて、お気に入りにも登録しています。」
とおっしゃられた方がおられ、まさかこんなところで「研究員ブログ」の読者にお会いするとはという驚きとともに、まじめに更新しなければと恐縮した次第です。
このツアーに関するお問合せ先は、NPO法人Eyes(089-908-6230)まで。聞くところによると、第2弾のツアーも企画しているとのこと。興味のある方はぜひ。
(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)